結婚式当日の事故によりマリーを失った東条は「金の杯を我が手にとらん……」という書き置きを残して単身ドイツへと渡る。その書き置きの内容から東条がサーキットに帰ってくるという確信を得た沢渡は本来のスピードを取り戻し、鈴鹿耐久4時間でオーバータイムによる1周分のペナルティをひっくり返して見事優勝。さらに上を目指すため、東条との決着をつけるため翌年の鈴鹿8時間をヨシムラで走ることを決意する。一方、東条から、エンジニアとして東条のチームに参加してくれないかとの手紙をもらった花園明美はドイツへと飛んだ……。