3巻
ノーベル文学賞を受けた、ポーランドの作家・シェンキェヴィチの『クォ・ヴァディス』のコミック化、第3巻。キリストの命令である愛を生きたいと願うヴィニキウスは、ペトロから洗礼を受ける。ローマの街への放火はネロが命じたにもかかわらず、その罪はキリスト者にかぶせられた。キリスト者たちが捕らえられた牢獄には熱病がはやっていた。信徒たちは獣の衣を着せられ、円形劇場へと連れていかれた。また、石殺しの刑もあった。火あぶりの刑では、おびただしい数の人が柱につながれ火が放たれた。その後、リギアを背に結びつけた牛が登場した。ヴィニキウスは祈るしかなかった。