2巻
小樽に到着したゲンたちを待っていたのは、ゲンの祖母である紫垣総理の妻、志保だった。紫垣家の持ち物である武家屋敷に宿泊することになったゲン、デーリー、山科だが、山科以外そのことを知る者はいない。日本オープンに勝てば祖父と祖母に会えると信じ、ゲンは日本オープンの予選に挑む。同組になったのは中国の天才4兄弟の末っ子、四帝だった。ゲンと同じ20歳の四帝だが、ゲンを口と技で挑発する四帝とゲンでは精神力に大きな差がある。小樽の筋風が吹き荒れる日本オープン。ボールの真横に風で飛んできた小枝がある状態のままスウィングしたゲンは、ドライバーを傷つけてしまい、修理をするため使えなくなってしまう。