ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編

竜騎士07

3.48

2260

発刊:2006.12.22 〜

完結・全4巻

『ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編(1)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編(2)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編(3)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編(4)』巻の書影
いかさまさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.48

72件の評価

4.1

4巻まで読みました

「ひぐらしのなく頃に」罪滅し編のコミカライズ。
"綿流し編"の舞台裏が語られていた目明し編とは違い、出題編の特定の章に対応した解答編ではなく、基本的に新章となっています。
ただ、鬼隠し編での前原圭一の体験に関する解が述べられており、他の章で語られた内容を"思い出す"というメタな表現が初めてされる章となります。

ストーリーは前半はレナ目線で語られます。
レナにはお人好しの父と、そんな父を見捨てて知らない男と家を出た母がいたのですが、ある日、父からリナと名乗る女性を紹介されます。
リナの言う通り貯金を切り崩す父に不信感を抱くレナだったが、ある日、リナの正体に気づいたレナは、日常を守るためある決心をするという展開です。
本作も前作に続き直接的な殺人描写があります。
残虐性が高く、日常が崩壊し、非現実が現実となり狂っていく様が描かれる展開は引き込まれます。
本作においては竜宮レナが狂っていくのですが、終盤のバトルシーンは"ひぐらしのなく頃に"一番の名シーンとして有名な場面で、ゲームで1度読んでいましたが感動しました。
序盤の水鉄砲の伏線がここで出てくるのも見事。
そこからまさかのハッピーエンドと思いきや。

ここまでの章からネット民のユーザー考察で出てきた"未知のウイルス説"、"宇宙人の仕業説"が作中で一笑に付される内容になっています(否定はしていない)。
また、古手梨花の神秘性が増すシナリオですね。
昔昔ゲームでやって以来でしたが、色褪せず楽しめました。
次回作はいよいよ当時真面目に考察していた組をボコボコにしてしまった、アレの登場ですね。

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