ひぐらしのなく頃に 暇潰し編

外海良基竜騎士07

3.44

1693

発刊:2006.08.22 〜

完結・全3巻

『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編(1)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編(2)』巻の書影
『ひぐらしのなく頃に 暇潰し編(4)』巻の書影
うにたべたいさん、他1人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.44

34件の評価

4.1

3巻まで読みました

同人サークル「07th Expansion」製作の同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」出題編・第4章のコミカライズ。
出題編の最終章で、本作以降の本編は"解答編"となりなす。

暇潰し編の主役は、これまでの前原圭一ではなく赤坂衛という刑事で、描かれる時代も過去の出題編3作よりさらに5年程前となっています。
前3作で書かれた悲劇の前日譚となっており、ダム建築の反対運動の真っ只中である雛見沢村を舞台に、建築大臣の孫の誘拐事件という村ぐるみの犯罪とも考えられる事件の調査を行う中で、奇妙な出来事に遭遇する展開です。
過去作と継続して登場するのは大石蔵人と古手梨花、村が舞台のため園崎家の人々なども登場しますが端役です。
本作は、部活メンバーでは梨花ちゃんメインのストーリーですね。
なお、蘊蓄ですが、ひぐらしは3章まで知名度はそれほど高くなく、4章作成が間に合わなかったためコミケを1回スキップしその間に第1章をネットで無料公開したところ、ネットの評判から話題になって4章で売上が爆増。
一気に話題作になった経緯があります。

過去の出題編とは少し毛色の異なる内容です。
綿流しの日の"オヤシロ様の祟り"もない頃の話となりますが、山間の閉鎖的な村で発生した酷く不気味な事件と、それに巻き込まれ後悔に苛まれる主人公の構図は本作も変わっておらず、過去作同様楽しめました。
ただ、過去作もですが、本作も後味の悪い終わり方になっているため、解答編も必読です。

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