藍より青し

文月晃

3.34

1401

完結・全18巻

『藍より青し(1)』巻の書影
『藍より青し(2)』巻の書影
『藍より青し(3)』巻の書影
『藍より青し(4)』巻の書影
『藍より青し(5)』巻の書影
『藍より青し(6)』巻の書影
『藍より青し(7)』巻の書影
『藍より青し(8)』巻の書影
『藍より青し(9)』巻の書影
『藍より青し(10)』巻の書影
『藍より青し(11)』巻の書影
『藍より青し(11)』巻の書影
『藍より青し(12)』巻の書影
『藍より青し(13)』巻の書影
『藍より青し(14)』巻の書影
『藍より青し(15)』巻の書影
『藍より青し(16)』巻の書影
『藍より青し(17)』巻の書影
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この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.34

13件の評価

3.7

18巻まで読みました

財閥の次期当主として祖父より虐待に近い厳しい教育を受けて育ったが、母の形見を焼かれ家を飛び出し、現在、平凡な大学生として日々を送っている「花菱薫」。
ある日、彼の元に1人の女性が訪ねてくる。
彼女は、幼少の砌に婚約者として紹介されていた大手デパートの跡取り娘「桜庭葵」だった。
もう家には戻らない決心をしていた薫と、親同士の約束とはいえ心は既に薫に決めていた葵の恋愛ドラマ。

背骨となるのはお家騒動、跡取り問題ですが、様々な女の子が薫の元に集まって、右から左から薫を取り合うハーレムものの展開をします。
ただ、ストーリー的にも最終的にくっつくのは序盤から葵だということは決定づけられているので、一方通行な想いを寄せるサブヒロイン達にはちょっと可哀想な感じがします。
これがギャルゲーならサブヒロインエンドもあったのでしょうけど。

飛び出した実家との関係、葵との関係の精算がメインですが、全体的にその本筋の話の割合は大きくなく、内容のほとんどは薫ハーレム軍団が旅行に行ったり買い物に行ったりして、無駄にイチャイチャする場面です。
ストーリーを楽しむというよりかは、薫とハーレムメンバーの日常を読んでほっこりするような内容だと思います。

なお、本作が流行っていたのは2000年初め頃なので、今となっては絵も古い感じを受けますね。
当時は、おしとやかなのにグラマーな葵ちゃんを理想の妻の姿として投影する野郎がたくさんいました。
今読むと、久々にあった時は葵のことを忘れていた薫がいつの間にか葵一筋みたいになっていたり、ティナの騒動に比較すると薫の祖父の話が軽くて短すぎる感じがあったり色々気になるところがありますが、アニメは観ていたので、今読むと非常に懐かしさを感じました。
当時を懐古するためにであれば、読むのはありかと思います。

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