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日渡早紀
3.26
971
新刊通知
既刊11巻
14件の評価
うにたべたい
3.2
代表作として、「僕の地球を守って」がある日渡早紀の作品。ぼく地球同様、主人公の日常が崩れてゆくことから始まり、前世の因縁、世界の命運に関わる運命に立ち向かう話になっています。ぼく地球に比較するとイマイチと感じましたが、ぼく地球が神がかった作品なだけであって、本作も決して悪い内容ではなかったです。複数の人物と接触を行い、少しずつ謎が解き明かされてゆくストーリーとなっており、多数の登場人物が各々の考えで動くのですが、各々の活躍シーンが少なく、各個に能力があるけど非常にわかりづらいこと、また、主人公を含む主人公格のキャラクター陣が途中から全く違う性格になってしまい、話についていき辛くなることが難点です。各キャラの能力について、例えるならばジョジョ5部以降のスタンド能力と同種のわかり辛さがあります。中盤過ぎたあたり、だいたい7巻あたりまでは十分楽しめるのですが、それ以降は駆け足すぎる気がします。氷樹の受け入れまで、ほぼ丸2冊分をかけているのに。それまでの倍以上のページ数をかけて、少しずつ書いていくべき内容が、一気に流されてしまっているようで少し残念です。1度読んだだけだと分かりづらくて投げ出したくなる内容ですが、しつこく集中して読むと深い話であるとわかると思います。ただ、やはり、同じ作者のぼく地球と比較してしまい、そして惜しい作品だと感じました。
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