ナニワ金融道

青木雄二

3.62

2830

完結・全19巻

『ナニワ金融道(1)』巻の書影
『ナニワ金融道(2)』巻の書影
『ナニワ金融道(3)』巻の書影
『ナニワ金融道(4)』巻の書影
『ナニワ金融道(5)』巻の書影
『ナニワ金融道(6)』巻の書影
『ナニワ金融道(7)』巻の書影
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『ナニワ金融道(11)』巻の書影
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『ナニワ金融道(14)』巻の書影
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『ナニワ金融道(16)』巻の書影
『ナニワ金融道(17)』巻の書影
『ナニワ金融道(18)』巻の書影
『ナニワ金融道(19)』巻の書影
うにたべたいさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.62

63件の評価

4.6

19巻まで読みました

大阪の消費者金融「帝国金融」を舞台にした金融マンガ。
マチ金に融資を求める様々な人間模様や、気がつけば借金まみれになって何もかも奪われゆく様子などが描かれる社会派作品です。

ストーリーは、灰原達之という青年が、務めていた会社の倒産により帝国金融に再就職したところから始まります。
不渡りにより既存債務の即時弁済という約束から社長が追い込みをかけられ、銀行への支払いの金を吐き出す現場に立ち会った灰原は、これほどに本音で仕事する業種はないと就職を決める。
以降は、大阪一の営業マンを目指して、奮戦する日々を描きます。

常に新規の客を探し求める営業力、支払能力あるいは支払われなかったとしても、連帯保証人や担保など、代わりに取れるものがないかを見極める洞察力、追い込みをかけるためのセンスやトーク力など、金融以外の仕事でも役に立つマルチな仕事力が描かれます。
そのため、扱っているものはダーティですが、ビジネスの参考になる作品だと思います。
商材も人の欲望に直結する「金」であり、金が金を生み、行動がそのまま利益になる点においては、金融はビジネスの根幹といえるかもしれません。
ただ、それゆえにえげつない展開も多く、返済金を工面するため借金を繰り返すもの、取り込み詐欺にハマるもの、最愛の彼女をソープに沈めることとなるような展開もあります。
真面目に生きていた人々が一時期の苦境を乗り切るために消費者金融に手を出し、結果としてどのような道筋をたどることとなったかを知るサスペンス的な一面もあると思いました。

ただし、金を借りて、利子付きで期限内に返済する、あるいは返済能力がないまでも別のもので返済して終わるようなストーリーはないです。
ヤりて揃いの帝国金融は、貸したお金が何倍にもなって返ってくるように裏工作をするのですが、ここがまたおもしろいです。
金を借りて考えていた儲けのプランを失敗させて夜逃げさせ、借金の形にもらっていく手口がすごい。
特徴的で読みやすくはあるがアクが強い絵柄なのですが、描かれている内容は人の欲望にまみれた金融業界の裏の世界で、主人公の灰原も普通の表情で無い金を奪ってゆくからすごい。
一度読み出すと夢中になれる作品と思います。

内容が内容だけに文章量が多く、また難解なので、その点で読みにくさを感じる可能性はあると思います。
登場する文章もかなり細かく、作者の青木雄二氏の只者でなさを感じられます。
なお、青木雄二氏亡き後に、青木雄二プロによる続編が描かれており、こちらも読んでみたいです。

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