無明逆流れ

とみ新蔵南条範夫

259

発刊:2006.12.04 〜

完結・全1巻

『無明逆流れ(1)』巻の書影

あらすじストーリー紹介

1966年には兄である平田弘史が南條範夫原作『駿府凄絶大仕合』を手がけ ているが、平田の描いたこの劇画は駿河城御前試合第二試合以降の話を元にした ものであり、平田版では「無明逆流れ」は収録されていない。弟であるとみの描 いた本書は寛永6年9月24日、駿河大納言徳川忠長の面前で行われた駿河城内の全 11組の真剣試合の第一試合にあたる。また、現在「チャンピオンRED」で連載 中の『シグルイ』の原作でもある。 『美童記』は五代将軍綱吉の頃の物語である。徳川家は五代目を重ね天下はすこ ぶる泰平。しかし風俗は壊乱、男色大流行の世相をみせた時代である。そしてこ の物語はそうした時代に悲しくも容姿端麗に生まれてしまった男の時代に翻弄さ れながらも己を貫く姿を描き出した作品である。

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