1999年09月01日発売
1巻
▼第1話/凍土(ツンドラ)の犬▼第2話/白い牙▼第3話/悪霊▼第4話/標的▼第5話/追跡者▼第6話/トリガー▼第7話/手負い▼第8話/ル・シアン―友は西から▼第9話/荒野へ▼第10話/帰巣本能▼あとがき ●主な登場人物/ブランカ(R共和国軍部の遺伝子操作技術によって生み出された軍事戦闘犬)、シバ(アラスカで密猟をする日本人、殺された仲間の復讐のためブランカを追う) ●あらすじ/厳冬のアラスカ・ブルックス山脈で、密猟者のディックとシバは、見事な角の鹿をむさぼり食うオオカミの群れを発見する。ディックはこれ幸いと、その鹿の角を奪い取るためにオオカミに向かって発砲する。すると、そのオオカミの群れに交じっていた一匹の白い犬が突然彼を襲い、アッと言う間に首を食いちぎってしまった。あまりのことに呆然とし、立つことができなくなってしまったシバに、その白い犬は悲しい視線を落とし、山に戻っていく…(第1話)。▼ブルックス山脈で密猟を続けるグループの所に、ある男が犬を一匹殺してほしいと現われた。報酬は10万ドル。あまりの大金にみな驚き不審がるも、結局この仕事を引き受ける。ただ、その犬を実際に見たことがあるシバだけは、「あんな恐ろしい犬は見たことがない」と仕事を拒む。実はこの白い犬には、どこかの国の重要な軍事秘密が隠されているらしいのだが…(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/軍事戦闘犬を養成しているR共和国軍部の中心人物・シュミット大佐(第3~5、9、10話)、R共和国軍部特殊戦闘犬訓練士・モーリ・ワーレン中尉(第3~9話)