ぼくらの

鬼頭莫宏

3.88

16023

発刊:2004.06.30 〜

完結・全11巻

『ぼくらの(1)』巻の書影
『ぼくらの(2)』巻の書影
『ぼくらの(3)』巻の書影
『ぼくらの(4)』巻の書影
『ぼくらの(5)』巻の書影
『ぼくらの(6)』巻の書影
『ぼくらの(7)』巻の書影
『ぼくらの(8)』巻の書影
『ぼくらの(9)』巻の書影
『ぼくらの(10)』巻の書影
『ぼくらの(11)』巻の書影
アトキンソンさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.88

342件の評価

4.6

11巻まで読みました

近未来もののロボットマンガです。
夏休みに自然学校に参加した15人の少年少女たちが、ひょんなことから地球を守るために巨大ロボットを操ることになる話。

自然学校に参加した15人の少年少女は、海沿いの洞窟で「ココペリ」と名乗る男に出会います。
その男にゲームを持ちかけられた少年少女たちは、興味本位でココペリと契約し、巨大ロボットに乗り込む。
チュートリアルとしてココペリが操縦するロボットが、敵の黒いロボットを撃破すると、ココペリは姿を消し、「コエムシ」と名乗るクチの悪いマスコットが待っていた。
少年少女の内の一人、「和久 隆(ワク)」は、ココペリの戦闘の後で声を聞き、次のパイロットが自分だと知る。
そして、再び現れた黒いロボットを倒すため、ワクはロボットに搭乗する、という展開です。

あらすじだけ読むと、勇者シリーズとかエルドランシリーズとか、子供たちがロボットを操縦して悪いロボットをやっつける系の作品っぽいです。
ですが、子供向けっぽいのは導入時の設定のみで、その後の展開はエドワード・ゴーリーの絵本を彷彿させるブラックっぷり。
間違っても子供に読ませるマンガではないと思います。

15人の少年少女は、そのロボット"ジアース"がマガジンだとすると、そこにセットされた弾丸のようなもので、一度操縦桿を握ると勝とうが負けようが命を失ってしまうことが決定づけられています。
地球を守る戦いなので、負けると地球が滅亡し、勝っても操縦者は死んでしまうという鬼畜展開。
思わず泣き叫び、絶望し、自暴自棄に走ると思いきや、そういう行動に出たのは一人だけで、後の子どもたちは異様なほど冷静です。
その子どもたちにも裏事情があり、キャラによりますが結構きついものを背負っています。
一人ずつランダムに選出される子供の、それぞれの事情、そんな中やってくる敵ロボットとのバトルにより、想いを託し死んでゆくドラマが展開され、毎話毎話なんともいえない誤読感が読み手を苛みます。
ジアースの戦う敵の正体も、なんというか非常に悲劇的で、全体的に暗い作品です。

ただ、暗い気持ちにはなるものの引き込まれる作品で、凄い単位で人が死にますが、グロ描写は無く、心に訴えてきます。
アニメの主題歌『アンインストール』はニコニコ動画で一時期大人気だったため、そこから本作の知名度も高く、意外とみんな知ってる作品だったりします。
万人受けはしませんが、名作だと思います。

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