4巻
▼第32話/しょせん元メジャーだべ!▼第33話/待っててけろよ▼第34話/まかしてけろ!▼第35話/なんだ、この打球は!?▼第36話/悪夢のようだ…▼第37話/それでこそメジャーや!▼第38話/てめェの正論は聞き飽きた▼第39話/オレは兄貴のコピーじゃねえ…▼第40話/この回だ、この回で勝ちにいくぞ▼第41話/なめてくれんじゃねェか、元メジャーの大将よ▼第42話/ヤバい…あの眼つき ●登場人物/種田恒夫(元・暴力団員。敵対する組の親分を誤って射殺し投獄されるも、何の因果か? 東京フェニックスの4番打者・童子秀巳の身代わりになることに)。聡子・ルイス・万里小路(種田を童子の身代わりに仕立て上げるため、アメリカから呼び寄せた研究者)。童子秀巳(東京フェニックスの4番にして史上最年少ホームラン王。現在、正体を隠して潜伏中) ●あらすじ/突如、日本に帰ってきたフラッシュ早川。日本球界最強のピッチャーと呼ばれ、メジャーの第1線で活躍を続ける男が、いま古巣・大阪ジャガーズに戻って種田に立ちはだかる。一方のフェニックスの先発は、チームのエースだが今季は不調の早川勝次。フラッシュの実弟である。そして試合開始の直前、童子の母親が交通事故に逢ったとの知らせが入る(第1話)▼急遽病院へ直行した童子の身代わり・種田。ジャガーズの本拠地・甲子園球場につめかけた観客は、これを敵前逃亡とみてヒートアップ! 限界ぎりぎりまで血を抜いたばかりの種田は、聡子の制止を振りきって、フラフラの体で球場に直行する。輸血の後、聡子は種田の血液型がABのRh-という数千人に一人の極めて少ないものだと知る。単なる偶然にしては出来過ぎの事実を前に、聡子はある仮説を立てるが…(第2話) ●本巻の特徴/パーフェクト目前のフラッシュ早川。だが、弟でフェニックスのエース・早川も、相手打線を0点に抑えていた。6回に代打で出場した種田の打順は1番。ひとりでもランナーが出れば、打順が回ってくる9回2死、弟は偉大な兄に挑戦を続ける。