2002年07月18日発売
2巻
▼第8話/銀の糸▼第9話/大道将棋の罠▼第10話/夕刻のケイコ▼第11話/愛の将棋▼第12話/みもりの秘密▼第13話/ユウキの風聞▼第14話/白昼の乱入者▼第15話/ユウキの変化(へんげ)▼第16話/手順前後の悪夢●主な登場人物/紬勇気(つむぎ・ゆうき。浅草二中の1年生。逃げ足だけは天下一品のいじめられっ子だったが、コテコテの武闘集団である将棋部に入り自己変革中)、森田みもり(1年生にして浅草二中将棋部の部長。かわいい顔をしながらも話す言葉はチャキチャキの江戸っ子で、将棋もケンカも強い、下町の女番長)●あらすじ/名人戦の出場権を賭けて、明烏との勝負に臨んだユウキ。序盤から奇襲戦法で優位に立ったが、本気になった明烏の猛反撃により、形勢は一気に逆転してしまった。ユウキは攻め手を失い、持ち駒はわずかに銀が一枚あるだけ。あげくに勝ち目がないと、泣き出してしまう。だが横で見ていたみもりに一喝されたユウキは、一つだけ残された攻め手を見つけようと、必死になり…!?(第8話)●本巻の特徴/絶妙の一手で明烏を破ったユウキは自信を持ち、ますます将棋にのめり込んでいく。そんなユウキの前に現れたのが、宍戸十三という老人。普段は将棋部の面々がよく立ち寄る焼き鳥店のじいちゃんなのだが、実は元プロの名棋士で、みもりの師匠でもあったのだ。十三の指導を受け、さらにみもりの辛い生い立ちを知ったユウキは、自分が強くなってみもりを守ると決意する。その後、夏の中学名人戦を控えたある日、二人の巨漢が浅草二中にやって来た。彼らは東城大付属中将棋部の堂門ブラザーズ。暴力的な二人は、一方的にユウキとみもりに勝負を挑む!●その他の登場人物/宍戸十三(みもりとユウキを指導する、元プロ棋士の老人。いい人だが、将棋に関する礼儀には厳しい。普段は焼き鳥店を経営)、金田一徳・銀代ハジメ(浅草二中将棋部副長。2年生。通称・金角、銀角)、明烏遠(あけがらす・えん。新向島中将棋部部長。2年生。みもりにベタボレで、彼女を振り向かせるため、将棋に情熱を燃やす。“死人ガラス”と呼ばれる危険人物)、堂門剛・柔(東城大付属中将棋部の2年生。乱暴な巨漢双子棋士)