3巻
全英オープン最終予選につながる最後のチャンス「インド招待(インビテーション)」に出場することになったダンドー。対戦相手は地元出身の優勝候補、ラジャース・ダン。そしてプロフィールはほとんど不明のイタリア人ゴルファー、エンニオ・モリコーネだ。この3人によって、いよいよ最終組の戦いがスタートする。ところがコースに立ったダンドーと、キャディーをつとめるラミアは愕然とした。目の前に、コースブックに存在しない林が広がっているのだ。これではグリーンもフェアウェイも全くわからない。このコース、実は今大会のために、半年前から大規模な改修が行われ、以前とは作りが一変していた。そしてラミアが持っていたコースブックは、改修前の古い物だったのだ。落ち込み、自分を責めるラミア。だがダンドーはラミアを慰め、果敢にこのコースに挑戦する。