8巻
高3の夏を迎えた直進は、宇宙飛行士応募資格の第一関門となる大学入試にむけて、必死に勉強中。内村研の先輩たちの協力もあって、勉強の方は順調だが、どこの大学を受けるかで、悩んでいた。直進が夢見るのは「火星へクリオネを探しに行くこと」。つまり、自分の作ったロボットを引き連れて、火星に降り立つ事だった。そのためには、どの大学のどんな学科に行くことが近道なのか。直進は色々と考える。同じ頃、東京では空知が、最終的には宇宙船・スペースプレーンのパイロットになることに目標を定め、そのためにまずは防衛大学に行き、戦闘機のパイロットになるということを決めていた