うしおととら

藤田和日郎

4.01

19549

完結・全33巻

『うしおととら(1)』巻の書影
『うしおととら(2)』巻の書影
『うしおととら(3)』巻の書影
『うしおととら(4)』巻の書影
『うしおととら(5)』巻の書影
『うしおととら(6)』巻の書影
『うしおととら(7)』巻の書影
『うしおととら(8)』巻の書影
『うしおととら(9)』巻の書影
『うしおととら(10)』巻の書影
『うしおととら(11)』巻の書影
『うしおととら(12)』巻の書影
『うしおととら(13)』巻の書影
『うしおととら(14)』巻の書影
『うしおととら(15)』巻の書影
『うしおととら(16)』巻の書影
『うしおととら(17)』巻の書影
『うしおととら(18)』巻の書影
『うしおととら(19)』巻の書影
『うしおととら(20)』巻の書影
『うしおととら(21)』巻の書影
『うしおととら(22)』巻の書影
『うしおととら(23)』巻の書影
『うしおととら(24)』巻の書影
『うしおととら(25)』巻の書影
『うしおととら(26)』巻の書影
『うしおととら(27)』巻の書影
『うしおととら(28)』巻の書影
『うしおととら(29)』巻の書影
『うしおととら(30)』巻の書影
『うしおととら(31)』巻の書影
『うしおととら(32)』巻の書影
『うしおととら(33)』巻の書影
倍倍ファイトさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
4.01

565件の評価

4.9

33巻まで読みました

今日から俺は!!、GS美神 極楽大作戦!!、行け!!南国アイスホッケー部などと同時期に連載され、1990年代頭頃に全盛期だったサンデーを支えた一作。
超王道系の少年漫画で、壮大なストーリー展開、序盤から貼られれていた伏線を見事に回収して、迎えた最終決戦、そのカタルシスがすばらしい、マンガ史に残る名著だと思います。

主人公は、当初、元気が取り柄のただの少年だった蒼月潮(うしお)です。
寺の住職をやっている父の言いつけで蔵の掃除をしていたうしおは、その地下で、一本の槍に縫い止められていた妖怪と出会います。
かつてその圧倒的な強さで、多くの妖怪に恐れられた大妖怪だった"そいつ"は、人間を食い散らかすため槍を抜くことをうしおに命ずるが、そんな危険な命令を聞くはずもなく、うしおは蔵から出てゆく。
だが、地下の扉を開けたことで引き寄せられた妖怪が同級生を襲いかかったことから、やむなくうしおは、その大妖怪を開放するが、槍から放たれたそいつは同級生たちを助けること無く行動しようとする。
それに怒ったうしおは、槍の力を使ってそいつをひっぱたいて、妖怪たちを退治する。

その槍は『獣の槍』といい、2000年以上も前、中国で妖怪退治のために作られた槍だった。
うしおは監視のため、とらと名付けたそいつを槍で制御し、襲い来る妖怪たちによる奇妙な事件に立ち向かっていゆくというストーリーです。
最初は短いストーリーがいくつか入り、妖怪による怪事件を、うしをととらが力を合わせて解決していく展開が続きます。
中盤、うしおが母の秘密を知るために北へ向かうのですが、その道中、"あの女の息子"として命を狙ってくる妖怪より、「白面の者」という大妖怪の存在を知ります。
そして、獣の槍誕生の秘密、母の居場所、うしおの使命、さらには、とらの正体や、白面の者とはといった謎が少しずつ解き明かされてゆく内容となっています。

最初から最後まで一直線にストーリーが進み、ひょっとしたらあったのかもしれないのですが、サンデーお決まりの引き伸ばしをあまり感じませんでした。
中だるみはなく、話数が進むたびに面白くなってゆくのがすごいです。
ただ、気味の悪い妖怪が罪のない人々を惨たらしく殺してゆく展開が多く、しかもなんとなく良い話みたいに終わってスッキリしないことも多々あります。
基本的には短い話でも毎話毎話感動的で、グロだけは注意ですが、多くの人におすすめしたい作品です。

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