武装錬金

和月伸宏

3.42

5864

発刊:2004.01.05 〜

完結・全10巻

『武装錬金(1)』巻の書影
『武装錬金(2)』巻の書影
『武装錬金(3)』巻の書影
『武装錬金(4)』巻の書影
『武装錬金(5)』巻の書影
『武装錬金(6)』巻の書影
『武装錬金(7)』巻の書影
『武装錬金(8)』巻の書影
『武装錬金(9)』巻の書影
『武装錬金(10)』巻の書影
kumaさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.42

218件の評価

4.3

10巻まで読みました

"るろうに剣心"を代表作に持つ和月伸宏氏の作品。
和月伸宏氏は"るろうに剣心"連載終了後、週刊少年ジャンプで"GUN BLAZE WEST"という西部劇っぽいマンガを連載していましたが、コミックス全3巻という短期で打ち切り終了し、本作はその次に連載された作品です。
武装錬金はジャンプ連載時、結構人気があって、私もコミックス購入して読んでいた記憶があるのですが、最終戦直前でまさかの打ち切り終了。
2作連続の打ち切りとなったのですが、連載終了の後日、同じジャンプ系列の別雑誌『赤マルジャンプ』に最終戦の様子、及び後日談が描かれ、さらにその翌年にアニメ化されました。
打ち切り終了後から人気が出たという特異な作品ですね。
ちなみにアニメ主題歌の「真赤な誓い」は、ニコニコ動画で人気だったので、そっち経由で知っている方も多いと思います。

主人公の高校生「武藤カズキ」は、ある夜、廃屋で怪物に襲われている少女を助けるも、そのまま命を落としてしまいます。
だが、翌日、何事もなかったかのように目を覚ましたカズキは、昨日の出来事が何だったのかと不思議に思うのですが、そんな彼の目の前に怪物と、謎の少女が現れます。
少女「津村斗貴子」は、錬金術によって作られた核鉄によって展開する"武装錬金"で戦う錬金の戦士であり、勘違いとは言え自分を救う行動を取ったカズキを核鉄の力で組成させたことを告げます。
埋め込まれた核鉄の力で錬金の力を手に入れてしまったカズキは、斗貴子を助けるため、共にホムンクルスと戦うという展開です。

核鉄の力で戦う錬金の戦士達の組織があり、ホムンクルスという人食いの集団と戦うというシンプルな構成となっています。
錬金術やホムンクルスという単語は出てくるのですが、錬金術はほとんど関係ないです。
核鉄という不思議アイテムを以て、錬金の戦士はそれぞれの特性を持った武器を操ることができるという能力者バトルものといえます。
ホムンクルスサイドもそれぞれに個性があり、異能なバトルを楽しめる作品です。
正直なところ二番煎じ感があり、設定は練られていると思いましたが、展開に目新しさは無いと思いました。
良く言えば王道展開をするバトル漫画で、安定して面白かったのですが、それだけに、終盤の駆け足展開と唐突な終幕は悲しかったです。

ギャグのテンポもよく、カズキのライバルキャラの蝶野攻爵(パピヨン)も結構イッちゃってる変態でいい味出しています。
テンポもよくて、個人的には"るろうに剣心"より好みです。
早期に終わってしまったのがもったいない名作だと思います。

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