ストーンオーシャン ジョジョの奇妙な冒険

荒木飛呂彦

3.99

18827

発刊:2000.05.01 〜

完結・全17巻

ahoさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

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3.99

686件の評価

5.0

17巻まで読みました

最初は空条徐倫が開放的すぎて主人公としての成長が楽しみだなと思った。
初期の徐倫は母親が恋しくて泣いたり、愛してくれない父に当たったり、繊細なところがあって他のジョジョシリーズを見た今思えば最初から強いわけじゃないところが人間らしくて今までにいない主人公って感じがする。
車の中でアナスイにもたれて父にどうしたらいい?って聞いてるのも、本当は心のどこかで誰かに甘えたいんだなって思えてちゃんと女の子だって思った。
徐倫は男より男らしいってよく言われているけど、男らしさに加えて随所に見える繊細さがすごく女の子らしい。

けど繊細なだけじゃない。男でも絶望的な状況であれだけ工夫を凝らして諦めないって固い意思がないとできないし、それができないとただの女の子になっちゃう。
感傷的な女の子で終わらずにいられたのはやっぱり父親の承太郎への愛があったからで、やり方は違うけど承太郎の知恵で状況を覆す資質を受け継いでると感じた。

けど徐倫を見ていると危うくも感じる。
そこで欠かせないのがエルメェス、FF、ウェザー、アナスイ、エンポリオの5人。
いざ行こうとする徐倫を止めたり、危ないところをかばったりする場面がいくつもある。
徐倫の前進力と仲間のシールドがあったから物語は成り立ったんだと思う。

そこが1番強調されているのが一巡前の最終戦。
アナスイが仲間のダメージを受け入れる。
承太郎が時を止めて徐倫を守る。
エルメェスが一瞬の隙を作ってイルカを捕まえられた。
そして最も成長した徐倫がエンポリオに託す。

最初に感じた成長性を強く感じた瞬間だったし、なにより成長した結果未来あるエンポリオに託すという流れが衝撃的だった。
あまりにも過酷すぎる状況が多かったからハラハラするところも多かった6部だけど、最後のこのシーンを見て女主人公で良かったって思った。

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