すごいよ!!マサルさん

うすた京介

3.67

9993

発刊:1996.06.04 〜

完結・全7巻

『すごいよ!!マサルさん(1)』巻の書影
『すごいよ!!マサルさん(2)』巻の書影
『すごいよ!!マサルさん(3)』巻の書影
『すごいよ!!マサルさん(4)』巻の書影
『すごいよ!!マサルさん(5)』巻の書影
『すごいよ!!マサルさん(6)』巻の書影
『すごいよ!!マサルさん(7)』巻の書影
ゆずきよさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.67

277件の評価

4.2

7巻まで読みました

転校生の藤山起目粒は、セクシーコマンドーという幻の格闘技を操る男、花中島マサルと出会う。
個性的な髪型と肩につけた謎の円盤、支離滅裂でかつ超人的な言動にドン引きする藤山だが、教科書のヒゲの落書きを見られたことでマサルさんに超懐かれてしまい、フーミンという恥ずかしいあだ名までつけられてしまう。
そこに空手部を再建したいため、マサルさんに勝負を挑む近藤真茶彦が現れる。
セクシーコマンドーの前に破れた真茶彦だが、その熱意に打たれ、マサルさんは部の再建に手を貸す。
その後、なぜか3日以内に5人集めることが条件に、セクシーコマンドー部を認めるという約束を取り付けたマサルさん一行は、セクシーコマンドー部設立のため、部員の勧誘を行うという、ひどい展開のギャグ漫画。

基本的に一話完結型のギャグ漫画で、ストーリーはあってないようなものです。
綿密に張られたかに見える伏線、意味ありげな会話を投げっぱなしジャーマンでちぎっては投げした、エキセントリックという修辞がお似合いの内容となっています。
セクシーコマンドー部での活動や、主人公たちの学校生活での様子が主な内容ですが、マサルさんを中心としたキャラクターたちの訳の分からない行動で、勢いで笑わせに来るスタイルが絶え間なくに7巻分続きます。
初めて読んだ小学生時分には大爆笑しました、今読んでも面白いですが、高校生、大学生の方が今から初めて読んだ場合、楽しめるかは微妙なところです。
シュールで意味不明な笑いを楽しめるかによると思います。
なお、感動展開を挟んだり伏線回収があったりなどは“一切”なく、終始ギャグ漫画であることを徹底していることも好感を持っています。

ラストは唐突な感じで終わります。
ギャグ漫画を続けていくことに作者が披露してしまったためとのことなのですが、ダラダラと続けるよりは勢いを保ったままスパッと終わっており、良かったと思います。

12

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