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写楽麿小畑健
3.31
2615
新刊通知
完結・全4巻
46件の評価
はてぃ
2.0
このレビューにはネタバレを含みます。
メモ:202205珍しいジャンプの推理マンガです。作画は『ヒカルの碁』『DEATH NOTE』『バクマン。』『プラチナエンド』とヒットを多く輩出した小畑健。実は同氏はヒット数と同数以上の多くの打ち切りを経験しており、そんな短期打ち切りの1作です。作画は既に完成と言っていいほど綺麗で、作品にマッチした不気味さも兼ね備えています。トリックも『金田一』『コナン』の初期作と同等の出来で、当時としては上質だったと言えるでしょう。残念なのはキャラクター主人公の気が弱くて性格の描写が薄く、助手や推理を否定する役回りを人形として自身で演じるためヒロインやライバルの追加投入ができませんでした。唯一ヒロインと言える姉がずっと空回りして慌てるだけのポジションで物語の役に立たなかったのももったいないです。蘭や剣持警部のように推理後の捕物を盛り上げるキャラがいればよかったのですが、それすらも被害者が憑依した主人公が自分で追い詰めて済ませてました笑ストーリーとシステムの練りが甘く、目的がわからない作品になってしまっていました。単発の推理物としてなら…という程度。
シン
4.6
知名度は低いかもしれないが、小畑健先生の絵と絶妙にマッチした人形をテーマにした人形遣いが主人公のサスペンスストーリー。個人的には最も小畑先生の絵が本領発揮された作品だと思う。他の作品では分かりづらい色気があると感じる。
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