アウターゾーン

光原伸

3.20

867

完結・全15巻

『アウターゾーン(1)』巻の書影
『アウターゾーン(2)』巻の書影
『アウターゾーン(3)』巻の書影
『アウターゾーン(4)』巻の書影
『アウターゾーン(5)』巻の書影
『アウターゾーン(6)』巻の書影
『アウターゾーン(7)』巻の書影
『アウターゾーン(8)』巻の書影
『アウターゾーン(9)』巻の書影
『アウターゾーン(10)』巻の書影
『アウターゾーン(11)』巻の書影
『アウターゾーン(12)』巻の書影
『アウターゾーン(13)』巻の書影
『アウターゾーン(14)』巻の書影
『アウターゾーン(15)』巻の書影
Lingoさん、他2人が読んでいます

あらすじストーリー紹介

異常なまでに神を信じ、悪魔の実在を説いてまわる女…その息子のひろしは、人には言えない母の恐ろしい秘密を誰にも話せずにいたが…

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この漫画のレビュー

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5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.20

17件の評価

3.8

15巻まで読みました

1991年から途中休載期間を経て1994年まで、週刊少年ジャンプで連載されていた作品。
基本的に一話完結のオムニバス形式となっていて、謎の女性「ミザリィ」のみストーリーテラーとして全話で登場、主人公は毎回変わる形式となっています。
要するに“笑ゥせぇるすまん”や“Y氏の隣人”、アニメですが“週刊ストーリーランド”のようなタイプのマンガで、ジャンプでは珍しくミステリーホラー要素の高い作品です。

この世界とは隣りにある「アウターゾーン」と呼ばれる不思議な空間に巻き込まれ、不幸になったり逆にチャンスを掴む人々の姿を描いた内容になっています。
アウターゾーンとは何か、なぜ人の世界と交わるのか、どのような世界かといった、骨子となるストーリーはなく、ただアウターゾーンと呼ばれる“何か”によって不思議な出来事に巻き込まれた人々の話となっています。
ストーリーテラーのミザリィも、アウターゾーンの住人としてストーリーに関わることもあるのですが、その正体は謎で、謎のまま終わります。

時々複数話に跨る時もありますが長くても4話ほどで起承転結がつき、話が短くて分かりやすく、エロくてグロく、普通におもしろい良作品と思います。
食人や強姦描写も普通にあるので、少年ジャンプ作品ですが、子供向けではないです。
私は子供の頃読んでましたが、今あらためて読むとよくジャンプでやれていたなーという感じがします。
元々は10週限定の連載だったため、一度完結したのですが、人気があったため連載が再開した稀有な作品で、同時期の地獄先生ぬ~べ~然り、良くも悪くもニーズに応えられた時代だったのだなと思います。
絵はホラーテイストにあった感じで、キレイすぎでもないのですが下手でもない、一つ言えるのはエロい絵だと思います。
そういう意味でもニーズに応えられた作品なので、その観点で気になる方にもおすすめです。
なお、作者の中二精神溢れた最終回だけは読んでいて恥ずかしくなるので注意が必要です。

続編が別雑誌で一時期連載されていて、こちらも確かに良作ではあるのですが、私的にはあのエログロを週刊少年ジャンプでやっていたからこそ、本作は輝いていたのではないかと思います。
絵も変わっちゃったこともあり、思い出補正もあり、ジャンプのアウターゾーンの方がおすすめします。

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