北斗の拳

武論尊原哲夫哲夫

3.84

15520

発刊:1970.01.01 〜

完結・全27巻

『北斗の拳(1)』巻の書影
『北斗の拳(2)』巻の書影
『北斗の拳(3)』巻の書影
『北斗の拳(4)』巻の書影
『北斗の拳(5)』巻の書影
『北斗の拳(6)』巻の書影
『北斗の拳(7)』巻の書影
『北斗の拳(8)』巻の書影
『北斗の拳(9)』巻の書影
『北斗の拳(10)』巻の書影
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『北斗の拳(24)』巻の書影
『北斗の拳(25)』巻の書影
『北斗の拳(26)』巻の書影
『北斗の拳(27)』巻の書影
ヒョーロッパさん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.84

417件の評価

3.9

27巻まで読みました

ある一定の年齢以上の人と会話すると、読んだことないと言うと異星人のような目で見られるくらい、おじさま世代では常識的な作品。
ネタになるような部分のみ知っている感じなので、今更ながらちゃんと読んでみました。

西暦199X年 核の炎に包まれた後の世界が舞台。
かろうじて人類は生き残るが、国家も秩序も意味をなさなくなり、暴力だけが支配する世界となった。
そんな世に現れた、伝説の暗殺拳・北斗神拳を操る男「ケンシロウ」の旅を描いた作品で、様々な拳法を操る使い手と拳を混じえ、己が宿命に立ち向かうというストーリーです。

旅の途中で出会った「リン」と「バット」を連れ南斗聖拳の伝承者たちと出会う中で、北斗神拳伝承候補者だった兄たちの生存を知り、そして世紀末覇王になるべく拳を振るう長兄「ラオウ」と運命の戦いに挑むまでが第一部。
その後、バットとリンが成長し、リンが修羅の国に攫われてしまい、取り戻すため、ケンシロウが北斗のルーツがある修羅の国に渡るという第二部・修羅の国編。
ラオウの実子「リュウ」と共に、支配者・コウケツの討伐やサヴァ国、ブランカ国のいざこざを解決する終章の大きく3部構成になっています。
ただ、ラオウを倒すまでが全体の半分以上を占めていて、一般的に有名なのもその辺までだと思います。
ラオウが散り際に叫んだ「我が人生に一片の悔いなし」というセリフはあまりにも有名ですね。
ストーリーとしても、ジャギ、トキ、ラオウというかつての北斗神拳の伝承者候補たちや、シン、レイ、ユダ、シュウ、サウザーといった個性的な南斗聖拳の伝承者たち、そして意外な6人目の南斗聖拳伝承者、ケンシロウの想い人「ユリア」の秘密など、展開のテンポが良くキャラも個性的、そして経絡秘孔を突かれることで人体が内側から爆散するという衝撃的な戦闘術が相まって、第一部が1番楽しめたと思います。
ただ、第二部になってからはキャラが似た感じになり、経絡秘孔に関するそれっぽい解説もなくなり、ストーリーもややこしくなるなど、面白さは半減します。
第三部は私的には蛇足と思えるほどで、テンポも悪くなり、先が気になるというよりも完全に惰性で読んでしまっていたのが残念なところです。

ただ、第一部は今読んでも見劣りしない面白さでした。
有名作なので、コモンセンスとして読んでおくだけでもいいと思います。

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