ロックは淑女の嗜みでして

８巻まで読了。
ロック好きの庶民が親の再婚で日本有数の名家の娘になって、ロック好きを隠してたけど、お嬢様学校で同じロック好きと出会ってバンドを結成するお話。
バトル漫画みたいな絵柄。登場人物はほとんど女の子なのに、キャラ絵がゴツゴツしてて全員男みたいに見える。キャラの描き分けや何をしてる場面なのかはわかりやすくて読んでてストレスがない。
設定やストーリーは面白いけどややワンパターン。演奏して気持ちよくなると全員覚醒状態みたいになるけど、その時のキャラクターもワンパターン。セリフを入れ替えても気が付かなさそう。

ロック(音楽)で自分を曝け出すってのは
わかるけど攻撃的になるってのは
なんか違うよなーって思ってしまう。
お嬢様が変貌してしまうってのと
バンドってものの親和性でこう言う設定なのは理解できるけど
not for meなのかもしれん。

かなりマイナーなインストバンドを
バンバン出すのは好感持てるw

女子高生バンドものの作品群の中では異端の一作と言えそう。
ゴリゴリしていて力のある絵、汗みずくになって形振り構わず演奏する姿、エネルギーの奔流に圧倒される。
そんで主人公たちがやる音楽がLITEとかmudy on the 昨晩なんだよね。いわゆる「ロックもの」で、こういう現実のロックの豊かさをちゃんと反映した作品が出てくること自体が良いよね。