ゴリラーマン40

ハロルド作石

3.35

-5

発刊:2022.04.06 〜

既刊3巻

『ゴリラーマン40(1)』巻の書影
『ゴリラーマン40(2)』巻の書影
『ゴリラーマン40(3)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.35

17件の評価

3.7

3巻まで読みました

ハロルド作石氏の初期の長編『ゴリラーマン』終了から30年近く経った後に書かれた続編。
タイトルの通り、40歳になったゴリラーマンこと「池戸定治」を主役にした作品です。

高校生のあの頃から年月が経ち、ゴリラーマンもすっかりおじさんとなります(容姿はあまり変わっていない)。
ですが、異常に高い身体能力は健在で、その日も女性の悲鳴を聞きつけたゴリラーマンは、ビルの屋上から颯爽と飛び降りては、着地点を誤りゴミ箱にダイブ、しつつもその現場に駆け付けます。
突然現れたゴリラ顔の中年に驚いた男と女は、ただ痴話げんかをしていただけでした。
そんなゴリラーマンの楽しみは、スーパー銭湯でひたすらだらだら過ごすこと。
当たり前の日常を過ごすゴリラーマンでしたが、ある日、高校時代の親友だった「藤本修二」が、集団暴行を受けたニュースを見て、あの街に帰ってくるところで物語が始まります。

40歳のおじさんが主人公ですがまったくサラリーマンしておらず、やんちゃさはあまり変わっていないです。
ゴリラーマンやその周囲の人々がトラブルに遭いゴリラーマンがこぶしを交える展開で、数話程度の短話で完結する流れです。
なお、数十年越しの仲間たちや、過去のゴリラーマンの伝説が語られるため、事前に過去作を知っておくことが必須と思います。
間に何年も経っているため作者のタッチも変わっていて、過去作より話の展開がうまく、絵がきれいで読みやすいと感じました。
ゴリラーマンの顔も丸みがあって、女の子も今風になっています。
ただそれ故に、過去作とは雰囲気が少し変わっていますが、個人的にはあの頃のゴリラーマンと根底は変わっていないと思い、懐かしく読めました。
全3巻のみの短い復活ですが、過去作を知っている方にはおすすめします。

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