「同じ道は歩ませないさ俺たちがいる限りは――」 “暗殺者”アンジェとの死闘の果て勝利を収めたケルヴィンは、彼女を仲間に迎え入れる。謎多き『神の使徒』の内情がアンジェの口から語られ、ついに敵の正体が明らかになる中、ケルヴィンは彼らの狙いが“前転生神エレアリスの復活”だと推測。調査のため神皇国デラミスに向かうも、突如現れたエレアリスの狂信派が牙を剥き……!? 一方、祖国を滅ぼした因縁の相手ジルドラが生きているという衝撃の事実を知ったジェラール。葛藤の末、覚悟を決めたその胸中とは――。人々の理想と信念が交錯する激情の第十七幕。