どらン猫(こ)小鉄

はるき悦巳

3.07

71

既刊1巻

『どらン猫(こ)小鉄(1)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

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5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.07

1件の評価

3.8

1巻まで読みました

じゃりン子チエで登場するチエの飼い猫・小鉄が主人公のスピンオフ作品。
主人公は猫で、登場キャラクターも猫だけという、ある意味、猫マンガといえなくもないが、そんな和やかな作品ではありません。超殺伐です。

その圧倒的な強さから「ファイティングマシーン」、「石のコブシ」、「ドラ猫発電機」などという異名で呼ばれるその猫は、飛び乗った長距離トラックで三途の猫町に辿り着いた。
そこでは地元ヤクザと大阪組ヤクザが、炭鉱の開発のため忘れられたダイナマイトを用いて抗争を繰り広げられていた。
ふらりとやってきたその猫は面白半分にその抗争に介在し、拮抗していた抗争は激化していくという話。

2つのヤクザ猫のグループが、ダイナマイトで殺し合う話です。
根性のため耳を詰める猫、ファッションのため顔面の毛を剃ってモヒカンスタイルにする猫などが登場しますので、普通の猫マンガだと思って読むと泣きを見ます。数十匹単位で猫が惨たらしく死んでいきます。猫ってこんな生き物でしたっけ?
じゃりン子チエは大阪の下町情緒溢れる作品ですが、本作はそれとも別ものです。じゃりン子チエでも猫は異質な存在として描かれているので、そのチエの猫世界を描いたスピンオフという感じがします。

猫というどこかとぼけた生き物を使って、真面目に鉄火な世界が描かれています。
はるき悦巳の独特な世界観が趣味に合う人にはおすすめです。

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