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糸井のぞ
3.42
791
新刊通知
発刊:2020.11.09 〜
完結・全2巻
9件の評価
寸々
3.5
このレビューにはネタバレを含みます。
膳さんや伊吹くんの過去等、色々描き切れていないことがあって残念…。が、ギルダの3人が「夕雨子さん」に願望を押しつけていたのと同じように、百合子さんも夕雨子さんに「自分を殺してくれる」という期待を押しつけていたことに気付くラストが良かった。自分の居場所を選び、誰と過ごすかを選び、生と死に向き合っていくお話を経て、最終的に主人公たち4人は衝動的に身体が動いた方で生きていくことを決める最終話。「最果てから徒歩6分」という副題もイカす。
pupu
3.4
自殺の名所の近くのレストランに集まる様々な人間模様。
せーふぁ
4.0
To be or not to be.(生きるべきか、死ぬべきか。)某所、海沿いの岬にある自殺の名所。そこから徒歩5分にあるオーベルジュが物語の舞台。宿泊にやってくる客は、岬で自殺を試みようとする人たち。主人公も当初は自殺を企図していましたが、ひょんなことからこのオーベルジュで働くことになります。各話が独立していますが、本筋は主人公の自殺の動機及び彼女の人生と、元アイドルで今はオーベルジュで勤務する女性スタッフの過去について。作画がストーリーとマッチしていて、幻想的な雰囲気があって良かったです。やっぱり6話が印象深いかなあ。あとがきで作者様が仰っていますが、2020年にこのような作品に巡り会えて良かったと思います。今のような閉塞感に拍車がかかった時代だからこそ、読むべき作品。
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