クレッシェンドで進め

学祭をテーマにしたよくある学園青春モノではあるが、それぞれの登場人物の恋の行方を敢えて描かないところが良い。

また、コロナ禍、センター試験廃止など作者が教育に詳しいのだろうか？その世代の子供たちへの配慮のようなものもあり、好感が持てた。

主人公たちと同じ最後のセンター試験、オンラインでの大学生活をスタートした私は読んで胸がいっぱいになった。学生ものとしてそれぞれの悲喜こもごもももちろん面白いけど、令和最初&最後のセンター受験者という超限定されているくくりは私たちしかいないんだ！という気持ちにさせてくれた。令和元年度に高校を卒業した大学受験生にぜひ読んでほしい。最後に宇仁田ゆみ先生この漫画を描いてくれてありがとうございました?