『ヒロインは絶望しました。(1)』巻の書影
『ヒロインは絶望しました。(2)』巻の書影
『ヒロインは絶望しました。(3)』巻の書影
『ヒロインは絶望しました。(4)』巻の書影
『ヒロインは絶望しました。(5)』巻の書影
『ヒロインは絶望しました。(6)』巻の書影
『ヒロインは絶望しました。(7)』巻の書影
『ヒロインは絶望しました。(8)』巻の書影
『ヒロインは絶望しました。(9)』巻の書影
『ヒロインは絶望しました。(10)』巻の書影

ヒロインは絶望しました。(2)のあらすじストーリー紹介

『異常者の愛』千田大輔最新作! 服従か、死か。ある日突然、仮想世界に転送された女子高生・渋谷明は、化け物たちに喰われ嬲られ殺される。繰り返す死、狂いそうになる痛み、終わらない絶望――。転送先の世界の秘密を知る少年・秋葉歪が要求したのは、命と尊厳を引き換えにした恥辱の日々だった……。ドSの女vs.イキリオタク。女子高生たちは、きらきらのドレスに変身して、メルヘンな仮想世界で、ぐっちゃぐちゃに殺し合う。女子高生・渋谷明は、自分の命運を握るクラスメイトの秋葉歪に弄ばれ、恥辱に震えながら、この最悪なゲームに耐えていた。再び転送された仮想世界で出会った敵の名は、足立妃。他人をいたぶって快楽を得る、嗜虐の女。秋葉と足立の狭間で、それでも正義を求める渋谷に、容赦なく降り注く痛みと羞恥、そして絶望──。この屈辱に、終わりはあるのか。「もう…痛いのは、いや……」。

タイトルページへ
はじめての方はこちら
5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.24

84件の評価

4.3

10巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

 とても面白かった。
 YouTube等で、「胸糞悪い」などと評価されていたが、最後は一応ハッピーエンドで終わっていた(?)ので、読了後に味わう感想としては、スッキリとしたものがあると思う。
 個人的には、この作品内での「絶望」の表現として、「希望を抱かせて、それに縋り付かせながら、その希望を跡形もなく打ち砕く」といったように定義されていたので、個人的には女性キャラクター全員が奴隷化されてしまう、といったように、読者と登場人物に希望を1mmも残さないエンディングを最後の最後まで期待していたのだが、商業誌であるので、このエンディングが限界だったのかな、と思った。
 しかしながら、70話あたりの奴隷化は、そこまで主人公が受けていた仕打ちをそのままド直球にひっくり返すもので、物語にどんどん引き込まれていった。
 ちょっと血が流れたり、殴られたりするだけで、「胸糞悪い」と感じてしまう人は拒絶するかもしれないが、「リョナ」や「分らせたい」系が好きな人の入門には非常にオススメ!(前述したが、一応ハッピーエンドなので、エンターテイメントとしては楽しめる)
 可愛く、キャッチーな絵柄と、拷問の残虐さのギャップに虜になってしまうはず、作者さんの今後の作品に注目し続けたいですね。

すべて表示
Loading ...