愛蔵版 鋼鉄ジーグ

永井豪尾瀬あきら(松本めぐむ)

128

発刊:2019.10.25 〜

既刊1巻

『愛蔵版 鋼鉄ジーグ(1)』巻の書影

あらすじストーリー紹介

1970年代ロボットアニメの名作コミカライズが、愛蔵版で復刊!1975年10月から翌年8月までNET系(現・テレビ朝日系)で放映され、『マジンガーZ』(1972〜)、『ゲッターロボ』(1974〜)シリーズと並ぶ東映ロボットアニメの傑作として知られる『鋼鉄ジーグ』。原作は、2019年7月にフランス政府から「芸術文化勲章シュバリエ」を贈られるなど、国際的な名声も高い永井豪。地上の支配をもくろむ太古の女王ヒミカ率いる邪魔大王国の復活を知った父・司馬博士の手によってサイボーグ化した主人公・司馬宙(しば ひろし)。ロボットの頭部パーツに変身し、磁石の力で他のパーツと合体して巨大ロボになるという、「合体メカ」と「変身ヒーロー」の2大要素を併せ持ったコンセプトに、永井豪一流の独創性が遺憾なく発揮されています。その後もアニメ続編『鋼鉄神ジーグ』(2007)の制作や、ゲーム「スーパーロボット大戦」シリーズへの登場などで、今も根強い人気がうかがわれ、海外にも輸出放映されて高評価を得ています。特にイタリアでは、1970年代に子ども世代のアイコンとなるほど人気が高く、『鋼鉄ジーグ』を作中の重要な要素として引用したイタリア映画『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』(2015)は、同国で最も権威ある映画賞「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」で最多7部門を受賞。日本でのアニメ初放送当時には、連動して少年誌・児童誌で複数のコミカライズ作品が展開されており、中でも、今回復刊される「冒険王」版(1975年11月号〜76年9月号)は、後に『初恋スキャンダル』(1981〜86、第31回小学館漫画賞)や『夏子の酒』(1988〜91)の大ヒットで知られることになる尾瀬あきらが作画を担当。「松本めぐむ」のペンネームで、すでに新人離れした画力と構成力が目を引きます。ダイナミックなロボット・アクションを展開する一方で、敵の攻撃により傷つき戦えなくなったジーグを非難する人間のエゴイズムや、それに翻弄され苦悩する主人公といった、単純な「正義」と「悪」の構図に収まりきらないテーマの深さや人間ドラマにも重きを置いたストーリー性が、本書の特色と言えます。 本作は、最初の単行本刊行から21年が経ち、入手困難であるため、復刊を待望する声が多くあげられていましたが、このたび、各回の扉絵なども初出スタイルのまま収録する[愛蔵版]として、あらためてファンにお届けします。(c)Go Nagai・Akira Oze/Dynamic Production 2019

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