れとれとさん
3.5
喫茶店の年上女マスターに恋心を抱いた少年の物語。喫茶店が舞台だから静かに時間が進んでいき、読み心地がとてもよい。貴樹は苦い珈琲が苦手なはずなのに、マスターに会いたいがために少しずつ頑張ってしまうところが、初々しくてほんわかするし、貴樹を素直に応援したくなる。貴樹が次第に珈琲についての知識が身についていき、深みにハマってくところが、珈琲のその奥深さを物語っている気がする。マスターの過去はまだまだ明かされてないところがあるが、貴樹がマスターのことを知ってどう動くのか。珈琲のように苦くて甘酸っぱい恋物語になっています。
珈琲をしづかに
レビュー(30)件
完結・全5巻