マンガ好きが選ぶ読書記録サービス
みやびあきの
3.65
2181
発刊:2019.10.23 〜
完結・全5巻
“大人”への憧れを抱く高校3年生の波多野貴樹(はたのたかき)は、長らく閉店していたはずの古びた喫茶店で、静かにカウンターに佇む年上の女性に心奪われる。どこかはかなげな「しづ」と呼ばれる彼女が気になってその喫茶店・ユカリに通い始めた貴樹は、店を訪れるさまざまな客とのふれあいを通じて少しずつ“大人”というものを知っていく――。 少年と年上の女性が織りなすほろ苦いラブ×グロウアップストーリー!
29件の評価
せーふぁ
4.0
4巻既読。しづかさんいじらしい〜っ。喫茶店の女性マスターにほのかな恋心を抱く男子中学生の主人公。基本的に喫茶店と珈琲が中心で、物語はゆっくりと進んでいきます。それこそ珈琲を片手にじっくり読むと、より作品に没入できるでしょう。思春期の子供、いや大人でさえも「憧れと好意を混同してしまう」ことはあると思います。序盤はこのもどかしさと甘々な雰囲気が中心。微笑ましい展開です。そして話が進むにつれ、マスターのミステリアスな人柄の正体に踏み込んでいきます。全体的に絵柄がスッキリしていて、くどくもなく繰り返し読みやすいです。またあとがきでも言及していますが、マスターの細やかな表情や髪型も注目ポイント。近所にこんな喫茶店があれば毎日通っちゃいますね。チーズトーストとブレンド珈琲がいいなあ。
れとれとさん
3.5
喫茶店の年上女マスターに恋心を抱いた少年の物語。喫茶店が舞台だから静かに時間が進んでいき、読み心地がとてもよい。貴樹は苦い珈琲が苦手なはずなのに、マスターに会いたいがために少しずつ頑張ってしまうところが、初々しくてほんわかするし、貴樹を素直に応援したくなる。貴樹が次第に珈琲についての知識が身についていき、深みにハマってくところが、珈琲のその奥深さを物語っている気がする。マスターの過去はまだまだ明かされてないところがあるが、貴樹がマスターのことを知ってどう動くのか。珈琲のように苦くて甘酸っぱい恋物語になっています。
nashuaki
3.9
喫茶店の女マスターに憧れた男子高校生が、その喫茶店に通い、少しずつ大人になっていくお話。珈琲好きなので珈琲のウンチク本かと思いきや違った。でも、主人公の高校生が緊張しながらも喫茶店に入るところとか、通うためにお小遣いの計算をするところとか、それほど好きじゃない珈琲を少しずつ飲めるようになっている様子とか、微笑ましくて懐かしくて、見てて心地よい。ちょっと影のある女性マスターの過去や感情、男子高校生との展開が気になる。
2021年12月23日:本日発売のコミック新刊
【12月23日付】本日発売の単行本リスト
2021年6月23日:本日発売のコミック新刊
漫画を探す
話題のニュース