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若杉公徳
3.22
2993
新刊通知
発刊:2019.02.06 〜
完結・全10巻
69件の評価
うにたべたい
3.9
東京都立清見高等学校は、突如、謎の巨大人食い生物が現れ、学園のほとんどの生徒や教職員は食べられてしまう。観察していると、いればあるだけ食べるが、実際のところ一日一人食べれば十分ということがわかった生徒たちは、毎日一人生贄を捧げて、怪物が校舎内まで襲ってくることを防ぐことにする。校庭をうろつく怪物から難を逃れ、他の複数の生徒とともに学園に籠城することに成功していた1年男子の「笹塚 宗太」は、エサにされることを避けるため、家事などを積極的にこなしていた。が、ある日、ついにリーダーである「酒井 亮平」に指名される「明日のエサ キミだから」と代表作に『デトロイト・メタル・シティ』がある若杉公徳のサバイバルホラー。序盤は、巨大な怪物に一人ずつ食い殺され、そこからの脱出を企てる展開ですが、序盤に学園から脱出し、やがて騒動を起こした裏の存在が明確になります。企みを知ったサバイバーたちがどういう選択を取ったのかが終盤の展開となっており、最終的にタイトルに繋げてきたのが、さすがうまいと思いました。無念のまま、異形の怪物に人がむしゃむしゃと食べられるシーンが多々あります。ただ、作画はいつもの若杉公徳でシリアス度も低く、グロ要素はほぼないです。そういう設定のギャグ漫画と取った方がいいレベルで、"ジンメン"や"ハカイジュウ"のようなものを期待して読むものではないと思いますね。騒動を引き起こした原因は、パターンとしてはこの手の作品ではまあよくあるものですが、非常に雑で、ツッコミどころ満載です。人がたくさん死んでいるのですが、少し引くくらい「えっなんだそれ」となる感じですね。また、序盤から関連キャラが登場していたことを考えると、行き当たりばったりではなく最初からその設定で考えていたのであろうところがまた腹立たしい。あまりにバカバカしい黒幕なので、ある程度、まじめな作品であれば炎上案件だったと思うのですが、若杉公徳だからこそ許されていた感じがあります。若杉公徳爆発の非常にくだらない展開なので、若杉公徳カラーを知った上で読むことをおすすめします。とはいえ、中だるみもなく、最後まで楽しめました。童貞のゴボウ男が、終盤ベッドで女の子にドヤ顔で気持ち悪いセリフを吐くあたりも若杉公徳らしいです。氏の他作品もそうですが、10巻以内できれいに収まっていて読みやすく、機会あればおすすめします。
うちゅんちゅ
2.0
序盤の学校がピーク
オラフ
4.1
テンポが良くて好き。パニックサバイバル系の中では展開も絵もあっさりめで読み進めやすい。長々と回想シーンとかに入ったりしないから読み進めやすくて良い。中盤からは毛色が少し変わるがそれでも面白い。
シュウヘイ
3.5
スイスイ読めて良い
しゃもじお兄さん
3.6
うひょーニヤニヤするぜ。
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