文庫版 明稜帝梧桐勢十郎3

かずはじめ

3.06

578

完結・全6巻

文庫版 明稜帝梧桐勢十郎3巻の表紙

2007年02月16日発売

3

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文庫版 明稜帝梧桐勢十郎(3)のあらすじストーリー紹介

【ページ数が多いビッグボリューム版!】明稜高校生徒会会長・梧桐のお膝元で勝手に四天王を名乗る剣持が、ある日一人の転校生によって倒された!! その名は嘉神己一。かつて梧桐と何度も戦い、一度も決着が付かなかった彼が新たな四天王に!! 梧桐の正義(?)と嘉神の正義がぶつかり合うとき勝利するのは!?

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3.06

9件の評価

3.0

6巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

メモ:202204

往年のジャンプ中堅漫画です。

長編ストーリーも3~5話程度にまとまっており、
「盛り上がらなければ方針転換ができる」
「容赦ない打ち切りに備える」を抑えた
昔のジャンプの性質を読み切った良作だと思います。

生徒会や四天王など、役割も性格もかぶらない個性的なキャラがたくさんおり、レギュラーだけで多彩な組み合わせが作れたのも話の広がりに一役買っていました。
また、バトルシーンでは敵キャラでも信念を感じれば相手を立てて悪役に回れる主人公の性格に好感が持てました。

反面、日常パートでは部下イビリや理不尽な暴力、
ステレオタイプなオタクや堅物教師といった人格いじりを
笑いのメインリソースとしており、
現代ではとても通用しないと思います。
当時だから許された悪い風習です。

クイズのダラダラした長編ストーリー、使い道の定まらないクロスケの準レギュラー化と、
上記の良いセオリーを崩した途端に打ち切りになってしまったようです…残念
校内や近隣の学校相手でマガジン的なヤンキー物として広げればより魅力が際立ったかもしれませんね。

『めだかボックス』『SKET DANCE』などと合わせて読むと
進化の歴史が追えて楽しいと思うのでぜひ!
ジャンルの礎となった1作でした。

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