性別「モナリザ」の君へ。

吉村旋

3.62

8888

発刊:2018.09.21 〜

完結・全11巻

『性別「モナリザ」の君へ。(1)』巻の書影
『性別「モナリザ」の君へ。(2)』巻の書影
『性別「モナリザ」の君へ。(3)』巻の書影
『性別「モナリザ」の君へ。(4)』巻の書影
『性別「モナリザ」の君へ。(5)』巻の書影
『性別「モナリザ」の君へ。(5)』巻の書影
『性別「モナリザ」の君へ。(6)』巻の書影
『性別「モナリザ」の君へ。(7)』巻の書影
『性別「モナリザ」の君へ。(8)』巻の書影
『性別「モナリザ」の君へ。(9)』巻の書影
『性別「モナリザ」の君へ。(10)』巻の書影
タコ星人🐙さん、他2人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.62

131件の評価

4.8

10巻まで読みました

とっっても良すぎて、1日で一気読みをしてしまった!他ジャンルの他作品を持ち込んでしまって恐縮だけれども、フリゲの『冠を持つ神の手』とか、『グノーシア』のセツとか、そういう無性別の世界観に惹かれる人にはぜひ読んでほしい作品。
とはいえ上記作品のようなファンタジーさやSFっぽさはない。あくまで現実世界の延長線のような世界観が、むしろ扱う題材をリアルにさせていて良かった。

性別って何?そもそも男らしいとは?女らしさとは?そういう根本的なところの疑問に向き合うきっかけをくれる作品。作中で幼馴染のりつ(女子)としおり(男子)、両方から言い寄られることをきっかけに、性の選択に向き合っていく主人公だけど、「りつ(しおり)と付き合いたいから男(女)にする」といった単純な図式じゃなくて、まず自分がなりたいものをはっきりさせてから、二人とのお付き合いを考えていく、そう決めたのがカッコよかった。

そうだよね、誰とどうなりたいからこうする、じゃなくて、まず自分がどうしたいかだよね。
本作のテーマからは少し離れるかもしれないが、「まずは自分の選択が第一」というメッセージ性にはっとさせられた。
10代の時に読んでいたらまた違う感想を抱いていたかもしれない。そこが本当に口惜しい!
性別もそうだけど、それだけではない、今後の自分達のあり方を考えるきっかけとして、思春期真っ只中な子たちにこそ是非読んでほしい作品だ。

名作

1

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