凍牌 ~ミナゴロシ篇~

志名坂高次

3.29

953

発刊:2018.04.20 〜

既刊10巻

うにたべたいさんが読んでいます

あらすじストーリー紹介

サバイバル麻雀が終了し日本に生じた“力の空白地帯”。一方、数々の死闘を乗り越えKは平穏な生活を手に入れていた。だが、闇からの呼び声は少年に再び覚醒を促す…!! 伝説、再起動!! “氷のK”最後の戦いが始まる。

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この漫画のレビュー

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5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.29

13件の評価

4.2

10巻まで読みました

「凍牌」シリーズ3作目。
最終章という位置づけですが、2021年11月現在、続編"コールドガール"が連載中です。
2作目まで同様、裏の麻雀で勝ち続ける「榊原圭(氷のK)」が主人公のギャンブル漫画です。

前作ラストで高津組組長「高津則之」を殺し、Kは自由を手に入れ、日常を過ごしていたのですが、高津組に乞われ、麻雀勝負の場に駆り出されます。
せっかく自由を手にしたのですが、結局前作と変わらず闇世界の麻雀勝負を続ける展開ですね。
ただ、闇世界の麻雀といっても、基本的には公式の麻雀大会・第28回竜凰位戦が舞台になっていて、命のやり取りの無い、比較的健全な麻雀大会で勝負となります。
なお、健全なのは準備された舞台だけで、あいかわらず拷問、殺人、強姦、人命のかかった麻雀勝負が繰り広げる展開となります。

目的は『土曜会の記録』という大手ゼネコンの癒着の記録で、それを持つ白翁を倒すため、圭は竜凰位戦にエントリーします。
本作では、スピンオフ作品『アイ〜もう一つの凍牌〜』や『牌王血戦ライオン』の登場人物やエピソードも多数登場します。
そもそも白翁自体が『牌王血戦ライオン』で先に登場したキャラクターとなるため、スピンオフを先に読んでおいたほうが楽しめると思います。
ちなみに私はスピンオフは未読ですが、だからといって話がわからなくなるようなことはなかったです。

麻雀自体に特殊ルール等はないですが、イカサマや異能と言える力を持って勝利する展開は前作以上にあると感じました。
運と読み合いが基本の麻雀ですが、役満を当然のようにテンパるため麻雀マンガとして読むのはおすすめできないです。

続編が連載されていますが、最後は一つの区切れはついたように思いました。
続編の主人公は圭ではないようなのですが、今後どのように関わるか、恐らく悪魔のような敵として現れるのだろうなと思うと楽しみです。

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