2017年11月25日発売
2巻
「千本桜」に誘われるように大正一〇〇年の世界に迷い込んだ「未來」。そこは、「影憑」と呼ばれる正体不明の恐怖に人々が怯える世界だった。帝都にやってきた見世物一座「曲馬団」。その訪れを同じくして帝都に不思議な事件が起こり始める。一座が怪しいとにらむ海斗は潜入捜査を始める。そして、それを知らない未來達は開演初日に客席にいた。奇劇の舞台に呼ばれた鈴が壇上から消え、それを追うように錬、そして未來も不思議な空間に誘い込まれてしまう。それは「曲馬団」団長が巧妙に仕組んだ罠で、そこで未來は過去に鈴と錬が曲馬団で見世物にされていたことを知る。再び過去の恐怖に心を支配されてしまった錬は、未來に攻撃を始める。大事な二人は、このまま曲馬団に、そして過去に囚われたままになってしまうのか!? 「曲馬団編」堂々の完結!!