メイのメイデン

ガクキリオレルシー

3.04

809

発刊:2018.01.27 〜

完結・全4巻

『メイのメイデン(1)』巻の書影
『メイのメイデン(2)』巻の書影
『メイのメイデン(3)』巻の書影
『メイのメイデン(4)』巻の書影
うにたべたいさん、他1人が読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.04

15件の評価

3.9

4巻まで読みました

デリヘルとカジノが合わさったような風俗店『メイデンズ』を舞台にした異色のギャンブル漫画。
システムはデリヘルに近いのですが、客先に赴いた嬢はそこでサービス前にギャンブルを行います。
客が勝てば、コースやオプション料金は無料でサービスを受けることができますが、嬢が勝てば料金だけもらって終了するというシステムです。

ギャンブル自体は客側が準備しても良いので正直なところイカサマし放題。
イカサマありのギャンブルで嬢を負かせば、どんなヤバいプレイもただでできるという、客側に一方的に好条件のように見えるのですが、『メイデンズ』所属の嬢は無双のギャンブラー揃いです。
そんな『メイデンズ』でも無敵で、負けたことがないため処女を守り抜いているという嬢が本作の主人公です。

借金返済のために『メイデンズ』に身売りされた「アイ」は、そこが普通のデリヘル店と異なるという説明を受けます。
新人嬢であるアイのため、先輩として登場するのが本作の主人公「メイ」です。
基本的にはメイがメインで、アイはギャンブルの舞台説明、狂言回しとしてのポジションで話が進みます。
顧客のところへ赴き、メイの貞操を賭けたギャンブルが繰り広げられるのですが、シンプルに負けたらヤられるというレベルではなく、ペナルティが結構エグいです。
負けたら普通に悲惨な死に方をする拷問のような責め苦をベットに、客に有利なギャンブルを行うというイカれた内容となっています。

キャクターはかわいく、貞操を賭けたギャンブルということで扇情的な内容なのですが、お色気というほどのシーンはほぼ無いです。
ギャンブルは基本的に生きるか死ぬかの二択なので、そこは失点したら脱ぐとか揉まれるとか設定して、ある程度の読者サービスを入れてくれたらよかったのにと思いました。
作品の雰囲気的にはカイジやLIAR GAMEが近いですね。
作中登場するオリジナルギャンブルに、心理戦やルールの穴をついた戦法で勝利する展開を楽しむものになっています。
ギャンブルはシンプルで展開もわかりやすいです。
ただ、心理戦や運ではなく、ルールの穴をついた勝ち方が多いように思いました。
土壇場でまさかの運が味方についたり、序盤から狙っていた心理的盲点をついた仕掛けが決まったりとかはギャンブルの醍醐味だと思うので、ギャンブル漫画としては微妙だったかなと思います。

また、ラスト近辺は駆け足感があり、もっと続けられそうなのに終了させたような感じがあります。
打ち切りだったのかは定かで無いですが、もう少し読みたかった気がします。
話数が短く内容もシンプルでキャラも可愛いので、ちょっと読んでみるくらいで手にとって見るのはありかと思います。

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