この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.93

83件の評価

4.4

3巻まで読みました

このレビューにはネタバレを含みます。

最初立ち読みした時は「映画詳しくないと楽しめなさそうだな…」とスルーしてしまったが、読んでみたら映画全くの無知でも楽しめる。むしろ読み手を選ばない超良作で過去の自分を戒めたいぐらい
王道の展開が驚くほど良いテンポでサクサクと進むため、物足りないと感じる人もいるかもしれないが、登場人物たちの創作者としての影や狂気がこの作品を趣深いものにしており、心臓を掴まれるような興奮がある
さらに創作の理論や映画に対する価値観など確たるものがバックグラウンドにあるため言動に説得力があり、かつ説明的ではないためドラマチックに仕上がっていて非常に面白い
そして、会話の節々にクリエイターに関する様々なパンチラインがあり、オリジナリティや大衆性などのテーマについて納得してしまうことも
なによりこの作品、見開きの演出が素晴らしく、タイトルを派手に登場させるある意味映画的な演出?のような見開きや、作中作のキモのシーンで壮大なカラー見開きが効果的に使われ、この作品をより一層感動的なものしている…素晴らしい
一巻ごとで内容もまとまっており、毎巻読後の満足度が高く、かと言ってカロリーが高いわけではないので繰り返し読みたくなる…!
これは名作です

12

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