愛蔵版 兎 野性の闘牌

伊藤誠

3.16

817

発刊:2017.07.15 〜

既刊12巻

『愛蔵版 兎 野性の闘牌(1)』巻の書影
『愛蔵版 兎 野性の闘牌(2)』巻の書影
『愛蔵版 兎 野性の闘牌(3)』巻の書影
『愛蔵版 兎 野性の闘牌(4)』巻の書影
『愛蔵版 兎 野性の闘牌(5)』巻の書影
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『愛蔵版 兎 野性の闘牌(7)』巻の書影
『愛蔵版 兎 野性の闘牌(8)』巻の書影
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『愛蔵版 兎 野性の闘牌(11)』巻の書影
『愛蔵版 兎 野性の闘牌(12)』巻の書影
うにたべたいさんが読んでいます

この漫画のレビュー

5.0
4.0
3.0
2.0
1.0
3.16

2件の評価

3.7

近代麻雀オリジナルで21年間に渡り長期連載していた麻雀漫画。
他の麻雀漫画同様、特に中盤以降はトンデモ理論の能力バトルとなっています。
一応、配牌から自摸、捨牌が表示されていて、牌の流れが追える描き方になっていますが、少しでも麻雀に心得があれば全く理解できない打牌をしているため、本作で麻雀を学ぶことはできないと思います。
そもそも麻雀というゲームについての解説は作中無いため、前提として読む前に麻雀のルールを知っている必要があります。

いじめられっ子の主人公「武田俊」が、その持ち前の危険を察知し回避する能力を見出され、山城組傘下の代打ち集団「ZOO」に引き入れられるというストーリー。
ZOOのメンバーは高校生が中心となっていて、動物から取られたコードネームがつけられています。
他家の当たり牌を察知する主人公は「兎」を与えられ、他のキャラも、容姿や能力から取られた動物名のコードネーム(ユキヒョウ、シャモア、キツネなど)を持ちます。
大抵の麻雀漫画ではキャラを使い捨てる印象が強いのですが、ZOOのメンバーはそこそこ多く、ZOO同士で打つこともあり、また各キャラ個性的なため、読んでいて楽しかったです。
絵はきれいで読みやすく、自摸も追いやすいので、他人の麻雀を見るのが好きな人にもおすすめです。

ただ、終盤は完全にニュータイプ同士の戦いになっていて、自摸はもちろんのこと、牌山さえ透けて見えるような連中だらけ、ルール自体は一般的な麻雀ルールなのですが麻雀で空中戦が発動するので、展開についていけなくなります。
また、麻雀中は各キャラそれがマナーのように黙って打つのですが、その代わりテレパシーで会話をします。
麻雀を極めるとそんなこともできるんですね。

また、終盤は麻雀の傍らでバトルマンガが始まります。
殺し屋集団vsZOO。まぁ打ってないキャラは退屈なのでしょうけど、別卓で麻雀すればいいのに殺し合いを始めるのでビックリでした。

人によると思いますが、個人的には序盤で普通に麻雀打ってたあたりの方が良かったと思いました。

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