リスナーの一人のままだったらこんな感情、知らずにすんだのに――…。 内気な性格の大学生・樹の唯一の趣味は、ラジオDJの湯之口新(通称・ユノ)がパーソナリティを務めるラジオ番組を聴くこと。そんな樹はある日、街の本屋でユノと遭遇する。思い切って彼に声をかけると、何故か一緒にお茶をすることに。緊張しながらも「ユノさんみたいに話し上手になりたい」と打ち明けると、ユノは優しく励ましてくれた。それ以降、ユノからの言葉を胸に少しずつ自分を変えていこうとする樹。また会えるかもしれない、と思いもう一度あの日の本屋に行くと、そこにはユノがいた。少しずつ近づく距離に、二人にはそれぞれある感情が芽生えていくが――…。
幽霊ってホントにいるの? 禍々しくも可笑しい実体験怪談コミックエッセイ! 幽霊って、こんなふうに見えて、そんなこと考えているのね・・・ 小さい頃にお化け団地で育った著者。 半透明なおばけ乳母たちの英才教育を受け、お化けの世界を教えこまれたそうです。 「幽霊ってホントにいるの?」とよく聞かれ、正直、「います」とははっきりいえないという。 「いる」とは言い切れないけれど、視えて、聞こえて、話して・・・と三巳華さんの日常の中でごく自然にありうる風景を描いのが本作品。 三巳華さんいわく、「自分はホラー好き=幽霊好きというわけではありませんが、幽霊達のみせる「人間らしさ」に、「怖い、悪い」だけの存在とは思えない部分があります。書くことで幽霊たちが浄化につながれば、という思いで描いています」。
3.07
(1件)
発刊: 2014.11.22 ~
完結・全1巻
新刊通知
a3.14
(2件)
発刊: 2016.02.20 ~
完結・全1巻
新刊通知
a“この気持ちをなんと呼ぶのだろう" 両片思いのふたりが夜空に織りなす恋と友情 高校最後の文化祭で仲良くなった同級生の河合と大原。 たったひとり、廃部の決まった天文部で頑張る河合は、 大原にとって特別な存在だった。 それから2年―― 多忙な大学生の河合と、進学を諦め社会人になった大原は 同じアパートに住みながらもすれ違いの生活を送っていた。 ある日、偶然大原の引っ越しを知った河合は、 大原の近くにいたいという気持ちが恋だったことを自覚し… “息がかかるほど近くにいるのに、絶望的に届かない" もどかしく切ない想いがすれ違う、ディスタンス・ラブ。
カーテンの向こう、あの人の痴態。 カーテンの向こう、恋した人のあられもない痴態―。高校生2人と教師、それぞれの愛の求め方。 綺麗で優しい養護教諭・朔巳に恋する高校生の直輝はある日、同級生の菅尾から「あの人と幸せにはなれない、目を覚ませ」と忠告される。宣戦布告か、それとも…? 構わず向かった保健室で、直輝は朔巳のあられもない痴態を目の当たりにして―。激しい愛欲、そして恋の行方は…。当て馬救済ラブラブ編は描き下ろし、大量100超ページ! 脅威の実力派新人・理原のエロ切ないデビューコミックス。
3.23
(9件)
発刊: 2017.01.07 ~
完結・全1巻
新刊通知
a懐かしいのに、新しい。団地マンガの新星、デビュー! 舞台は建て替えが進み、新旧入り混じった景色が広がる、とある団地。大人とこども、自由と不自由、孤独とぬくもり。数多の窓、数多のドアの向こうにある、それぞれの生活――。 「今年の花火」結婚を機にこの団地に住まい始めた若い夫婦の、初めての夏、2度目の花火 「夜を歩く」最終電車を降り損ねた若きサラリーマン。団地に帰るまでの、長い長い夜の散歩 「わたしの団地」数年ぶりに訪れた男やもめの父の家。すっかり様変わりした団地の姿に、娘はなにを想う? 他、そこに住む人々のささやかな日常を丁寧に切り取った四季折々の12編。描き下ろし4Pも加えた、オムニバス短編集。
3.43
(3件)
発刊: 2017.04.22 ~
既刊1巻
新刊通知
a殺して=欲情 子供の頃から誰にも必要とされず、自分の価値を見出せないでいた昭彦。 生きることを諦めかけたその時、命を救ってくれた男・和重は、永い時を孤独に生きる吸血鬼だった――。 恩人に何かお礼がしたい、と和重の元へ通う昭彦だが、「もうここには来るな」と冷たく突き放されてしまう。 それでも彼の不器用な優しさに触れ、もっと知りたい、自分を見てほしいと惹かれる気持ちは抑えられず――。