ぴよこ さんのレビュー

驚くような展開があるわけではないけど、テンポが良くて読みやすいあだち充らしいストーリー。
事故のシーンはさすがにタッチと同じ展開？！てなったけどw
ヒロインの性格がタッチの南そっくりである。
主人公の性格も達也寄り。

意外だったのがラスト。ヒロインが選ぶ方はまぁ分かってるとして、水泳の勝敗分かんないんだ、なるほどなぁって思った。こういうラストもアリだし納得できた、さすがあだち充。
タッチの時は付き合ってからの2人も見てみたいという気持ちになったけど、ラフはならなかったから、さらっとしたラストで良かった。

総合的にタッチには敵わないけど、タッチ好きな人は読んでみてもいいと思う作品だった。　
(個人的にはタッチ＞ラフ＞H2)

純粋で透明感のあるマンガ。
吉澤、ユイちゃんの告白絶対喜んでOKすると思ったからちゃんと断ってるの意外で良かった。
あんま好きなキャラはいなかったけど、店長が倫理観とかちゃんとしてて安心感あった。
ふわっとした終わり方だけど、ちゃんとスッキリする。

前半は大吉の子育てに奮闘して行く話が面白くて子育てマンガなんだなと思って読んでたんだけど、途中でりんが小1くらいから急に高校生になってびっくりしたし、そこから大吉の子育ての話ではなくて恋愛メインの少女マンガに近くなったように感じた。高校生になってからの恋愛話も面白いんだけど、大吉の子育てを通しての成長が描かれていくと思ってたから、少し思ってたのは違うなと思った。
あの大吉がりんのこと恋愛対象としてみれるのかはすごい疑問。個人的にはリンはコウキとうまく行って欲しかったしコウキ母と大吉っていうのが良かったかなぁ。

ナツメとコウがずっと好きになれなかった。
私にはコウの魅力がよく分からなかったし、そこまでコウに入れ込むナツメも理解できなかった。
カナも何がしたいのか意味不明だし、このマンガに出てくるキャラは少し変わってると思った。
この漫画の中で大友が1番魅力的に描かれてたように感じたけど、報われなかったのが残念。
あの告白シーンは良すぎたなぁ。
全体的なストーリーを見てもテンポが良い漫画ではなかったので読んでいて少し疲れた。好みが分かれそうだと思ったので、周りに勧めたいマンガではない。
でもナツメと大友の青春シーンはキュンとさせられたし、最後がどうなるか知りたいと思った。ラストは私の好みではなかったが、この作品らしい終わり方だと思った。

サスペンス好きだから、続きが気になって読み進めるのが楽しかった。私が零花の立場なら、そうはできないなと思う。だからこそ哲雄の娘なんだろな。ところどころ感動して泣けた。明に思い入れがなさすぎて、個人的に最後は明より零花で締めて欲しかったかなぁ。