後半が怒涛に好きでした。
教卓の上の秘密きっかけに仲良くなるふたり、笑っちゃうくらいどストレートな本音を言いあうふたり。岡さんの言葉が素敵。

奥田亜紀子

「箱があったらその中で眠ってしまいたい。そしてそのままそれを宇宙の片隅の誰も知らない場所にとばしてほしい」―――へちゃむくれでネガティブでナイーブな中学生の女の子・岡ちゃんほか、「平凡だけど、ほんのちょっとだけ特別でありたい。でもやっぱり特別なんかにはなれない」、そんな多感な中学生達を独特のタッチで描き出した連作短編集。

ぷらせぼくらぶ

町田リス園わたしも思わず調べちゃったよ。黒いもやもやだったり、感情の浮き沈みを表す表現がすきだった。

安永知澄

あけぼのソックス

恋や愛のあり方を色々さらっと書いてくれてた。考えても仕方がないことが多いね。

田島列島

「どうすればお金のもらえる漫画が描けるのかそればかり考えていました。それでも今見れば好き放題に描いて幸運にもお金をもらえた漫画たちです」（田島列島）　連載デビュー作『子供はわかってあげない』で各マンガ賞に上位ランクインし、現在は別冊少年マガジンで話題作『水は海に向かって流れる』を連載中の田島列島、初の短編集。表題の「ごあいさつ」は、姉の交際相手の奥さんが突然部屋を訪ねてくるという”大事件”を瑞々しい感性と言葉で切り取り、かわぐちかいじ氏、さだやす圭氏に絶賛された2008年の新人賞受賞作。その後10年の月日をかけて発表され続けた珠玉の短編全7編に加え、「モーニング」誌上に時々掲載されていた1P漫画やイラストも収録。ファン必読、オールアバウト田島列島とも言える一冊です。

田島列島短編集　ごあいさつ

最初は主人公も志摩くんも江頭さんも好きじゃなかったんだけど、どんどん好きになるね。あと、誠ちゃん、じゃがいも好きだよね。親近感湧いちゃった。

高松美咲

岩倉美津未、今日から東京の高校生! 入学を機に地方から上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえに同世代コミュ経験がとぼしい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなかムズカシイ! だけど、そんな「みつみちゃん」のまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていくのです!

スキップとローファー

黄色のもの、白のものたべるとかそういった見方で食べ物を見たことがなかった。ミルクティーにさつまいも、喉にいいほしあんず、ジャスミン茶に陳皮ぜんぶ試してみよっと。
鈴ばあちゃんの年2回のすき焼きみたいな、あんまり背伸びしない楽しみを作りたいなって思った。

水凪トリ

免疫系の病気を持っている麦巻さとこ。週4回のパート暮らし。お医者さんから「婚活でも」と勧められたけれど、さとこが決めたのは家賃の安い団地への引っ越し!　面倒見の良すぎる大家・鈴さんとその息子・司との交流や、団地ののどかな時間に心身ともに癒やされて…。

しあわせは食べて寝て待て

武田と有田の"会わなくても生きていけるけど、会わなくなるなんてつまんない"って思える関係にぎゅっとなった。私にもそういう人たち何人かいるなって、頭に思い浮かんではいつまで会えるのかなとか切なくなってしまった。武田の性格や雰囲気に似たそっくりな人わたしも知ってる。引越ししたら、わたしもそばにしよっと。

林史也

"「次にくるマンガ大賞2022」ノミネート！　高校卒業以来、一度も会うことのなかった武田と有田。ある雨の日に一匹の猫を拾ったことから、二人の関係は変わり始める。恋愛感情とは違う。一緒に暮らす理由もない。でも、君の隣は心地がいい。そんな気持ちに向き合い、二人が出した答えとは――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。"

煙たい話

もじくんの"教わったことは人に教えられる"がこの漫画を動かすキーワードだったんだなあ。
教団から金を拝借しちゃった子供に対する母の言葉がよくてよくて、"ほとぼり冷めるまで世界中を引きずり回してやろう"なんて、わたしが親になって言えるだろうか。肉がないからお麩と卵使ってカツ丼風にする主人公の父親の真似がしたくてたまらない。

水泳×書道×アニオタ×新興宗教×超能力×父探し×夏休み＝青春（？）。モーニング誌上で思わぬ超大好評を博した甘酸っぱすぎる新感覚ボーイミーツガール。センシティブでモラトリアム、マイペースな超新星・田島列島の初単行本。出会ったばかりの二人はお互いのことをまだ何も知らない。ああ、夏休み。

子供はわかってあげない

生理が始まるタイミングとか中学の時男子がちょっと気持ち悪く感じちゃうとことか全部、忘れかけてた、全部一大事だったのに。ももこの選ぶ選択肢がどれも人生何周かしてるみたいで参考になった。わたしも帰宅部みたいな家庭科部選んでたけど、物理部の方が面白そうだったかもしれない。散歩しながら、ふらっと港行くとか知らない街に行くとか、高校生の時考えもつかなった。ももこの誘いがあっても、興味ないなあってすぐ思っちゃうとこが小中高のわたしとそっくりすぎて愛おしかった。あともう一つ、ヒロシが流星をみるのが嫌々じゃないとこ、好きだった。

さくらももこ

ひとりずもう コミック版

Potatogirl さんは『ぷらせぼくらぶ』、 『あけぼのソックス』、 『田島列島短編集　ごあいさつ』、 『スキップとローファー』、 『しあわせは食べて寝て待て』など、8作品を読んでいます。各作品の新刊情報、無料漫画、試し読み、レビュー（口コミ・感想・評価）、ネタバレも見ることができます。