みなみ さんのレビュー

賭ケグルイの主人公はギャンブルが好きで好きで狂っている蛇喰夢子が主人公に対してこの賭ケグルイ双である芽亜里はギャンブルが好きというよりは学園で生き残るためにギャンブルをやっている部分があり、本編の主人公よりも共感が出来るため読んでいて面白かった。

特に葵との最終決戦は鳥肌ものであり、伏線回収などのゲームの展開やキャラクター頭の回転の速さが今まで読んできた漫画の中で群を抜いていた。

だからこそ今までは立場や年齢が上の人と戦っていて道を切り開くみたいな展開だったのに対し、
次の戦いが中学生相手でいつも通りギャンブルの内容は面白かったが今までの相手と比べてしまい正直、拍子抜けしてしまった。

けど、キャラクターの誰もが顔がいいので読んでいて眼福🙏

後、関係ないかもだけど
この話は本編の主人公夢子が来る前日譚みたいなお話しになっており、夢子の最初の相手が双の主人公芽亜里だが本編では調子に乗りいとも簡単に夢子に敗北してしまう。このスピンオフでは自信満々でありながら慎重な性格のが性格が急変して近い未来調子に乗り夢子にあっさり負けてしまうと考えると複雑なものがある。ここら辺は回収されるのかな？

絵や作品構成を含めて最高の作品でした！特に戦闘シーンでの動の絵と悲しいシーンでの静の絵笑いどころの抜けた絵のメリハリがはっきりしていて読みやすかったです。
漫画の構成も最初の原作者さんが抜けたとは思えないほど伏線もありつつキャラクターの心情や過去などの深みのある作品でした！

あえて言うなら最後まで戦っている相手というのが変わらないのと敵が最強な上に性格的な面が良い意味でも悪い意味でも一貫しているので主人公の負け方がワンパターンなので少しダレる部分がありました。

けど、その分主人公が最後勝った時の勝ち方に納得のいくものであり、「亜人とは？」というテーマを最後に突きつけられていたのは面白かったです。

自分の中で最高の作品の一つ
子供の頃に読んで大人になって見返すとさらに面白かったです。
遼と香が徐々に相棒になりシティーハンターとして息があっていく物語として完成度が高いと思いました。

終わり方も昔読んだ時はもやもやしている部分があったのですが、今読むと遼の裏社会での愛するものへ愛し方が詰まっていて
シティーハンターとしての一つのテーマが分かる綺麗な終わり方をしていると感じました。

高嶺（ヒロインの相手役）の花（ヒロイン）を屈服させようとする上から目線な物言いと花のそれに負けないように反撃するようなやりとりが魅力的な作品です。
それゆえにくっついてからがそのやりとりが減ってしまうためそれが少し残念でした。
絵は上手く、台詞回しが面白いので一度は見てみても良いと思います。

最後は今までも結構見た終わり方で少しだけがっかりはしたけれど途中までは展開が読めずドキドキさせられる作品でした。
特にクライマックスにかけての盛り上がりが面白い。