元No.1キャバ嬢がシャッター街を変える ここは鳥取県米子市朝日町。都会の喧噪に嫌気がさし、実家でグウタラ生活を送る歌舞伎町“元”NO.1キャバ嬢・アヤネ。母の一喝により、実家の「スナック」をしぶしぶ手伝うことになるが、流石は元No.1。圧倒的な活躍を見せ、店内は飲めや歌えの大騒ぎ。そんな中、元彼を名乗る同級生ジュンが現れて… 「夜の街」での二人の出会いは、朝日町を、米子市を、ひいては鳥取全体を活性化させる事になる。
かつて大きな賑わいを見せていた、老舗呉服店「三つ星」。その三男・星乃虎三郎が、三年ぶりに英国から帰国した。 新しい「三つ星」を作ろうと意気込むものの、店の者からはまったく歓迎されず、変わらず優しいのは、長兄の存寅だけ。 一方、虎三郎を知っているらしき、謎の男・鷹頭も、「三つ星」再建のため、独自に動いており…。
都会の喧騒から離れて草太が訪れたのは瀬戸内海の小さな島。大学時代の先輩をたより下宿生活をしようと考えるが、そこには、先輩はおらず、少女とねこと生活することに…。『ぱすてる』の小林俊彦が放つ、瀬戸内島女子高生×同居コミック!! 読み切り作品『セーラー服と監禁中。』を併録。
医者と患者の恋を繋いだのは、一匹の猫。猫(キミ)がいなきゃ、秘めるだけだった恋。「“病人”を診ずに“病気”を診よ」がモットーの医師、四月一日正直。そして病名を告知されたばかりの患者・吉祥てら。制限のある恋を繋いだのは、一匹の猫だった―― ちょっと切なくて、きっと愛しくて、かなり不器用な…… モフモフ・ラヴ・ストーリィ。
難病恋愛ものというベタな題材に、マンガの魔法をありったけかける。 コマを超えてページ全体の上から漫符や擬音が降りかけられる。 コマの接続で空間的距離を乗り越える。 同一空間での異なる時間軸の出来事が同時に展開する。 キャラクター・コマ・吹き出しの配置が連動する。 とにかくトリッキーな表現技法のオンパレードで、画面構成は実にアバンギャルド。 ただそれは実はかなり目的化されている。 時間を描く、時間を描き直すということに向けて。 結局、映画や音楽というものに比べて、マンガ固有のアドバンテージは、時間だけは好きにできるということなのではないかと思う。 物理運動の制約を離れて、内面の、感情の時間で物語を動かす。 それが目指すところは明白だ。描きたいことはひとつだ。 恋していた時間は、永遠なんだ。 なにかこの作品の良さを文章で表現することって無謀な気もしている。 マンガだけに表現し得るものを追求した作品だから。 マンガへのラブレター。 "その夜は、 引く波に立つ足の裏の、 砂に埋もれる感触みたいに、 上級者向けのゲレンデの、 コブの向こうの景色のように、 先生の、声の余韻が一晩中、 鳴り止まなくて眠れなかった。"
by 鈴木 (34)泣ける 法獣医学ミステリー高校生の当麻健匠は、とある事件をきっかけに『法獣医学』を知る。同級生で獣医を目指す茨戸爽介と友となり、動物たちの感情を想像していく。これは、動物たちの魂を紡ぐ物語だ。そこに確かに存在した、魂の“重さ”――迫真の法獣医学ミステリー、開幕。