完結した作品で読み終わったもの
体面を汚される事を最も嫌う武家社会。そんな窮屈な世界に生きる一組の新婚夫婦、宇田川伍助と志乃。伍助は素直な志乃に心動かされ、自由に生きる事を決意!目指せ、天下一の剣術道場!!ピュア侍物語、開幕!!
週刊少年ジャンプで連載していた福島鉄平氏の連載作品としてはデビュー作。全8巻。 ラストは打ち切りの憂き目にあい、中途半端なところで終了していますが、打ち切り作品なのに今尚、名作として名前が挙がることが多いという稀有な作品です。 ジャンプ漫画には珍しい時代劇で、主人公は下級武士の「宇田川伍助」。 彼は数えで15歳で、これまたジャンプにしては珍しい既婚者です。 縦割りの武士社会で、出過ぎぬよう落ちこぼれぬよう気を使いながら生きてきた伍助は、それでも剣の世界では実力がモノを言うと修行にはげんでいた。 だが、ある日、己の剣術すらも出世の踏み台として使われているという現実に気づき絶望する。 そんな折、妻「志乃」の言葉に救われ、くだらない見栄や体面から、ウサギのように飛び出して天下一の剣術道場を開く決意をするという内容です。 時代劇ですが、時代考証はざっくばらんで、歴史上の出来事や人物と絡めた展開もありません。 序盤は伍助の開いた剣道場の門弟となった個性的なメンバーの個別のストーリーとなっていて、それぞれのストーリーを伍助が悩みながら不器用ながらに、妻の助けも借りて解決する、ほっこりとした展開となっています。 ただ、中盤以降はテコ入れにあったのか、徐々にバトル展開にシフトしてきます。 後期、メンバーそれぞれに専用の武具を与えられた辺りからは完全にバトルマンガとなってしまいます。 序盤は伍助の独白のような形でストーリーが綴られていて、ギャグともバトルともつかないオリジナリティのある独特な雰囲気の作品であり、そこが魅力でした。 ただ、バトルにシフトしてからも基本的な雰囲気は変わらないため、最後まで楽しく読めましたが、やはり序盤の展開を保てなかったのが残念に感じます。 ドラマ性を重視するマンガは、週刊少年ジャンプには難しかったのでしょうか。 ちなみに作者の福島鉄平氏は、現在、魔法少女になってしまった11才少年を主人公にしたHENTAIマンガを執筆中。 方向展開の向け先が凄くてびっくりです。 これはこれで興味を唆られるものがありますけどね。
by うにたべたい (528)500年に一度、世界を支配するほどの魔力を心臓に秘め誕生する『黒魔女』。魔法使い・シオンは『黒魔女』として生まれた少女・エマのため、その魔の力を封印する儀式・魔女結婚儀に挑む!新式魔法ファンタジー開幕!!
▼第1話/あなたが好きだから! ▼第2話/まさに恋の事故現場! ▼第3話/祝 ●初デート! ▼第4話/トキメキッシュ! ▼第5話/捜し出さねば! ▼第6話/君のことが欲しい! ▼第7話/いつだって真剣だったんだ! ▼第8話/ようこそレンジマンへ! ●主な登場人物/大塚錬児(恋愛衝動過剰な高校生。異常なまでのときめきパワーの強さを買われ、レンジマンに入隊する。レンジレッド)、Dr.荻窪博士(レンジマンの生みの親で司令官。表の顔は喫茶店のマスター) ●あらすじ/大塚錬児は、彼女いない歴16年と5か月のモテない高校2年生。この日も告白に失敗し、連続失恋記録99恋敗を達成したばかりの錬児だが、持ち前の立ち直りの早さで、偶然ケータイを拾ってくれた美人に新たな恋をする。その彼女が近所のコンビニ店員だったと分かると、錬児は気を引きたいがために、毎日コンビニ通いを始めるが…?(第1話) ●本巻の特徴/地球を襲う巨大モンスター、そしてそれに立ち向かう戦隊を率いるナゾの博士…。ひょんなことから「レンジマン」の一員となった錬児の運命は? 『いでじゅう!』作者が放つ待望の新作が、ついに登場!! ●その他の登場人物/奥田拓郎(恋愛に興味がないので変身ができないレンジマン。借金を返し、妹弟を養うため入隊。レンジブルー)、風香(国民的アイドル)