男・37歳。久々の恋に戸惑う。 待ちに待った日高ショーコさんの新刊。 相変わらずのキレイな絵で表紙だけでもため息が出てしまいます。 今回の主人公はオヤジ。オヤジといっても働く美形オヤジです。 そんなオヤジのお相手はなんと大学生!18歳の歳の差にドキドキです! 広告代理店に勤める桜井和明(37)は、駅で無愛想な青年・水上蓉一(19)とぶつかる。 桜井の服と本を濡らした蓉一は、本の交換と服の洗濯を申し出、自分の家へ誘う。 辿り着いた蓉一の家は大きな下宿屋だった――。 無愛想でずけずけとモノを言う。第一印象は最悪だったけど、なぜか不思議な魅力を放つ蓉一。 桜井に対しても不躾な態度で接してくるのに、蓉一の従兄弟・菖太は「蓉一は桜井のことを気に入っている」というのです。 それから蓉一のことが気になり始める桜井。 大学生のくせに妙に落ち着いていて、自分に対して見せる失礼な態度。 そして、他人に向ける、自分には決して見せたことのない笑顔。 どんどん蓉一のことばかり考えるようになり、 そして、自分が蓉一に恋をしていることに気づくのです。 この桜井の自分の恋心に気づくシーンが、この1巻の一番好きなシーンです。 日々淡々と仕事をこなし、仕事に対するモチベーションも下がり、家に帰ってただ寝るだけの生活。 女もいなければ、長年自分に対する興味しかなく、恋などしていなかった。 そんな桜井の、久々の恋が始まります。【This item is excerpted from "http://www.chil-chil.net/top/". 】
自己管理ができず原稿締め切り間際の土壇場で意識を失ったエロ漫画家の加賀けんぢ。 お馴染みの事態を見かねた担当編集は、加賀の大ファンだという文月るいをアシスタントとして採用し、原稿の手伝いに加え、加賀の身の回りの世話を命じる。 しかし、人間嫌いな加賀は文月に自主的に辞めてもらおうと『オナニーしながら描くと調子が出る』と言って自分のちんこを見せつけて――!?
表紙をめくって1番最初に思ったのは「いくえみ綾先生好きなのかなぁ」でした。むしろ、いくえみ先生が好きなので絵自体はドストライクです。 お話も文月くんが手紙を見つけたところから、先生が辞めることを伝えるところまでの線が繋がってて文月くんの純粋な一途さが見えていいなぁと思ったのですが……文月くん少女漫画育ちだからあんなに少女漫画のヒロイン然としてるのかなぁ……。先生は先生でどうしてあんな出会った初日で文月くんにロックオンしちゃってるのかなとか(握らせたら恋に落ちるん??)先生が乙女ちっくなのもあいまって、途中度々これってBLである必要あるかなぁとも思ってしまったりしてしまいましたが、楽しかったです。あー、可愛い!とかもう何も考えずいちゃいちゃしたもの読みたい!って時にはとてもおすすめ。
by ぐらころ (98)