心救われる、もらった平屋モラトリアム。生田ヒロト、29歳、フリーター。定職なし、恋人なし、普通ならあるはずの?将来の不安も一切ない、お気楽な自由人です。そんな彼は、人柄のよさだけで、仲良くなった近所のおばあちゃん・和田はなえさんから、タダで一戸建ての平屋を譲り受けることに。そして、山形から上京してきた18歳の従姉妹・なつみちゃんと2人暮らしを始めました。しかし、彼の周りには生きづらい“悩み”を抱えた人々が集まってきて…連載前から雑誌「BRUTUS」でも紹介されるなど、各メディアも大注目の真造圭伍最新作。先が見えず鬱屈した“今”だからこそ、あなたの心をスッと癒してくれる物語です。
その年のドラフトで選ばれた選手の中のNo.1、その選手をドラフトキングと呼ぶ。スカウトの腕の見せ所、それは下位指名選手。イチロー4位指名、岩隈5位指名、掛布6位指名…。数々の隠れた才能を見いだし、1位指名選手を超えるスター選手、ドラフトキングを生み出す!選手達の人生に寄り添い、原石を見つけ出すプロ野球スカウト譚!
しがないゲームディレクター・橋場恭也28歳。なんとか支えてきた会社はついに倒産、ゲーム作りに憧れながらも人生を後悔していると、何故か10年前…2006年の自分に戻っていた!? 恭也は憧れのトップクリエイターの出身芸大に進み、今度こそクリエイターへの道を目指すが…。
キャラ特濃消防士チームドラマ始動! プロゲーマー志望の孤独なヘタレ少年が 出会ったのは…チャラ男、ツンデレ、オネエ、 ドSクールに機械マニアに眼帯… 最強にして…キャラ渋滞気味の消防隊!! 超個性派チームで大火に挑む--!!
運動、成績、容姿、年収──。自分より全てにおいて上の幼馴染・秀司の陰で、冴えない青年・陽真は、常にコンプレックスを抱えて生きてきた。そんな時、陽真は秀司の美しい妻・麗香と再会を果たす。昔から憧れていた彼女と再び出逢ったその日から、陽真の日常とモラルが崩壊し始める──。Web・SNSで話題沸騰!「今、1番続きが気になる」背徳恋愛サスペンス。歪んだ男女の紡ぐ新時代の愛憎劇、開幕。
サラリーマンの桜庭陽真は、成績・容姿・人脈…すべてにおいて優秀な幼馴染・秀司の近くで過ごしてきたおかげで、自分に自信が持てず、コンプレックスを抱えて生きてきた。ある日、学生時代から秀司と付き合い、現在は妻である麗香と偶然遭遇する。ひょんなことから麗香を泊めることになり…。 歪んだ男女の愛憎劇を描くヒューマンドラマ要素のある作品。アプリ連載のおかげが、1話1話の終わりの引きがめちゃくちゃいいので、続きが読みたくなるという構成がしっかりしている。 また、電子が主流になっている現代、見開きページの使い方が難しくなっているが、その見開きの使い方が非常にうまいと感じた。 登場人物たちの目の描き方、特に目に入ってくる光を巧みに描き切っているので、感情がわかりやすく臨場感を持って楽しめるのも良い。 内容面に関しても、文句なし。全員が心に闇を抱えており、願いを叶えるためにあらゆる手を使っていくあたり、人間味がめちゃくちゃ出てて面白い。 続きが気になります。
by れとれとさん (961)「惑星開発が、私の仕事!?」西暦2220年、各国は地球ではなく、宇宙に領土拡大の手を広げていた――。動物を愛する新社会人、朝野みどりが配属されたのは、惑星開発省生物管理局。地球から160光年離れた惑星「瑞穂」で未知なる動物の調査に乗り出す彼女だが、現実は理想とかけ離れていて…!?毎回ワクワクなテラフォーミングお役所コメディ!
まず初めに、このなかなかセンセーショナルがタイトルが目に入ったと思いますが、これは作品の内容をよく現しています。 映画マトリックスの宿敵エージェント・スミスがモーフィアスに言った言葉があります。 「 ウイルスだよ。人間とは病原体なのだ。この惑星にとっての癌だよ。君たちは疫病で我々は治療者とでも言おうか。」 これはもののけ姫・ナウシカ・アバターにも通ずるかなり的を得た人間が抱える罪深き普遍的テーマです。 我々現代人は経済というシステムに組み込まれ無意識に加担し、自然や先住民の繊細な循環型社会から来る恵みを無遠慮又は無知に貰い、その循環を壊してしまう恐ろしいパワーを持ち、それを悪い方に行使してしまいがちです。 そのような目を背けがちな現代的テーマを、既に移住可能な惑星を複数見つけているほど進んだ未来を舞台に描かれたSF世界です。
by シン (1409)人類対神。それは「文明」をめぐる争いだ!西暦××××年。「神」なるものが統(す)べるこの終末世界で、地を這うように生きる人間たち。数少なくなった人類だが、そんな中、カサゴは「神」を盲信し、上級の人間である「天使」になるため、命じられるままに人間から文明を奪い取っていくという文明回収業に手を染めている。一方、仕事の途中でカサゴが出会ったメバルは、「神」に対する猜疑心・反抗心を隠そうともせず、常にこの世界に対する疑問を呈していた。カサゴは自分を捨てた親を捜し、メバルは親の仇を捜しているという対照的なふたりが、「文明」に触れながら、この世界の構造を次第に知ることになる。ときに漫才か!と見まがうほど軽妙なセリフが飛び交う不可思議終末紀行!!