世界が滅ぶ時、一緒に死にたい人はいますか2019年、3月。静岡、海沿いの街――母親を亡くした過去を引きずる、高校一年生の椎良(シイラ)と、彼に片想いをする幼なじみの杏子(アンコ)。いつか大きな地震が来て、この街ごと海に沈んだとしても構わないという少年と、彼と生きていくために、一緒に東京へ行こうという少女。いつまでも続くかと思われた、生ぬるい液体に包まれたような日々。“だけどあの日……椎良はあの人に出会ってしまったんです”――訪れてしまった運命の出会い、走り出す恋。それは、背後に忍び寄る不穏な事件の気配もまだ遠い、春のできごと――『バジーノイズ』で鮮烈連載デビューを果たした俊英・むつき潤が描く、“終末”と“再生”の恋物語、開幕。原案:麓 貴広『この醜く美しき世界』
発刊: 2021.05.28 ~
既刊1巻
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a漫画家たちの「戦争」アンソロジー 漫画家の感性が「未来の戦争」の予感を、戦時への想像力で捉えた作品を集め話題を呼んだ「ビッグコミックオリジナル戦後70周年増刊号」を底本に再編集し、追加原稿も多数収録した増補愛蔵版アンソロジー。排外主義と非寛容。世界全体を覆うきな臭さは、すでに新しい「質」の戦争が起きているとも考えられる。漫画家の想像力は果たして「戦争」をどう表現するのか。水木しげる、山上たつひこから浅野いにおまで異才・鬼才・天才……日本を代表する漫画界の傑物たちの描く「戦争」。小説家等の寄稿も多数収録。角田光代の「漫画の自由さと豊富さ」と題する書き下ろしも収録。
現代と未来を「歴史」から読み解く指南書! ものごとを歴史から読み解き、ニッポンをスッポンポンにする クロガネ流エンターテインメント、ついに単行本化! 平成から令和へ、トランプからバイデンへ。そして新型コロナ、東京五輪―― 荒れ狂う濁流のごとき不安の時代に、道標があるとすれば「歴史」である。過去を識らねば、現代は見えてこない。そして現代を見誤れば、未来は―― ならば時空を超え、古今東西をのぞきに赴かん。案内人は織田信長。歴史の転換点を識る男…… アメリカ歴代大統領と聖書から読み解く拡大戦略、第二次世界大戦、人種問題。武士道と陽明学、小泉八雲、嘉納治五郎、さらに北条政子…!? 意外な道筋から迫る近代以降の日本の姿。表裏一体にして摩訶不思議な「歴史」なるものを、黒鉄ヒロシが想像を膨らませつつ笑い飛ばしながらも、鋭く切り取ってゆく。その果てに見えるものとは…!?
3.07
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発刊: 2022.12.28 ~
既刊1巻
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a漫画家への道を決めた、あの運命の一年。『Gu-Guガンモ』『さすがの猿飛』『ギャラリーフェイク』の細野不二彦が初めて描いた、若き日の親友、家族、恩人、そして自分自身。1978年、東京の有名私立大学に通う、細納(サイノ)青年と仲間たち。彼らは、のちに漫画家やアニメーターとして大活躍する才能の持ち主だが、その頃はただ、マニアックな学生生活を謳歌する若者たちだった。時代は日本のサブカルチャーが勃興する70年代後半。アルコール依存症の父、障がいを持つ弟、複雑な家庭環境の中、細納青年は、悩み迷いながらも、自ら漫画家の道を歩き始める。高千穂遙氏(スタジオぬえ)推薦!! 「事実と虚構を巧みに交錯させて、人生の物語を紡ぎだす。この才能をデビューへと導くことができた。それを誇りたい。」