作品数:26
ファンになる黒鉄 ヒロシ(くろがね ひろし 1945年8月3日 - 男性)は、日本の漫画家、コメンテーター。BS日本番組審議会委員。高知県高岡郡佐川町出身。本名は竹村 弘(たけむら ひろし)。
藤原仲麻呂、坂本龍馬、アドルフ・ヒトラー……日本刀から奇々怪々な歴史をマンガで読み解く! 黒鉄歴画によってわかりやすく紹介される名刀・珍刀話に加え、刀を軸として歴史を築いてきた人物たちのエピソードが、ふんだんに語られた一冊。東大寺大仏の足元から見つかった宝剣の謎(「陽宝剣・陰宝剣」)、姉川の合戦で活躍した豪傑の刀は2メートル!? (「真柄太刀」)、日本刀にまつわるナチスと日本の意外な関係(「アドルフ・ヒトラーと日本刀」)など、教科書では描かれない歴史の裏側を、独特の切り口で紹介し続けてきた著者による、“日本刀”奇譚第二弾。
「水戸黄門」「木枯らし紋次郎」「てなもんや3度笠」など誰でも知っている人気時代劇をペリー荻野&黒鉄ヒロシのコンビが合作し、わかりやすく解説。マニアならずとも楽しめる内容の本になっている。なかでも興味深いのは「木枯らし紋次郎」「京都太秦映画村」の誕生秘話だ。「木枯らし紋次郎」は保育園時代にブームになったのは記憶しているが、(中村敦夫氏の決め台詞・楊枝を飛ばす事・テーマソングなど・・・・)リアルタイムでは観たことが無かった、その頃はまだ我が家は白黒テレビでNHKと民放1局しか映らない機種だったからだ。「京都太秦映画村」は中学の修学旅行で行ったが結構楽しかった。時代劇でおなじみの太鼓橋?の裏は階段だったり、ロープをつたっている黒い忍者の様な人間だと思っていたら、ロボットだったり凄い可笑しかった。土産物屋やアニメのスチール写真もあった、あそこは1日中いても面白い場所だ。両方とも誕生までに七転八倒しているが苦労が実ったと思う。今度この本のパート2をつくるなら、「遠山の金さん」「吉宗評判記暴れん坊将軍」「大奥」「必殺シリーズ」「ご存じ女ねずみ小僧」などを採り上げてほしい・・。
坂本龍馬暗殺の実行犯、謎多き見廻組の正体を鬼才が解剖する! 京都見廻組の史料はほとんど残されていない。四百名近くの組士を擁する組織であったにも関わらず、佐々木只三郎や今井信郎、桂早之助など、龍馬暗殺に関わった人物たちの履歴が僅かに伝えられるだけで、大部の研究書はなく、活動の詳細も分っていない。本書は、今に遺される写真や肖像画を手がかりに、「歴画」という独自の手法で幕末の景色を描き続けてきた黒鉄氏が、限られた史料の点と点を結び、見廻組という集団の実態に迫るもの。貴賎老少に関わらず召し抱えられた新選組。一方、旗本・御家人で組織された京都見廻組。同じ京の治安部隊として作られた二つの組織を比較しながら、幕末という特異な時代に若いエネルギーを費やした者たちの運命を、ときにコミカルに、ときにシュールに描き出していく。見廻組をはじめて俯瞰的に捉える意欲作であり、黒鉄歴画の新たな挑戦である。
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